常に万全で取り組みたいが、人生そんな上手いこといくものではない。むしろ上手くいくほうが少なく、上手くいくのが不自然に思えるくらいだ。
山に入り、滝を目指すのは楽しいけれど、怪我のリスクがつきもので、出来るだけ万全で取り組みたい。とくに、前夜にどれだけ睡眠がとれたかは大切だ。体力にも精神にも影響する。
だが、大抵冒険前夜というのは、遠足前夜のようにワクワクして、どんなに疲れていても目が冴えて眠れない。頭には「どのルートで向かおうか」とか、「あの滝は何味だろう」とかが浮かんでは消えるを繰り返すのだ。
そんな状態を繰り返してるうちに眠るのだが、アラームが鳴るより1、2時間早く目が覚めてしまう。うっすら眠いのだが、部分的に覚醒しているので動けてしまうのである。
今回もそのパターンで、アラームよりも早く目が覚めた。午前3時起床。大釜の滝での教訓を生かし、ウイダーinゼリー的なヤツをひとつ、エネルギーバー的なヤツをふたつを腹に入れて燃料補給。しっかり歯磨きをすませ、出発。
眠いよ~眠いよ~と歌いながら進む。
カーナビに身を委ねて、無駄な遠回りをしつつ、ガンガン進んでいく。
そして、2時間半かけて到着!
さて、今回訪れたのは轟の滝。迫力のみで言えば徳島県最高クラスの滝だ。前に一度訪れたことがあるが、まあ相変わらず素晴らしい迫力だ。
早速飲んでみる!
冷たくない。。。やはり県南は水温高めなのかな? 気温も16℃で涼しかったのにな。ぬるめの水には、なかなかシビアな評価つけがちだからなあ、俺は。
透明度は抜群! 合格!
変な香りもしない! 合格!
さてさて、大事な味は如何ほどか。
ややっ! 杉味か。でも、濃度は高くないから比較的飲みやすいかな。クリアな杉味か。若干ピリッとくるものの、飲める飲める。
日本酒のベースに使われるだけのことはあるね。
杉味は苦手な部類なんだけど、ここのは飲める。透き通った飲み口。
ごちそうさまでした!
それでは早速レビューいってみよう。
レビュー
冷たさ 70点
まろやかさ 75点
香り 89点
透明度 93点
ミネラル感 88点
旨さ 85点
総合平均 76.8点
神聖な滝に点数をつけるのは、少し気が引けたが俺はすべての滝を平等に愛する男。容赦なくレビューさせていただいた。
これに怒るような器の小さな神様もおるまいて。所詮ちっちゃいおっさんの戯れ言だ。
泳がないから、許しておくんなまし。
さて、ここは轟九十九滝と言って、いくつかの滝が連なっているわけだ。滝ソムリエとなった俺としては片っ端からテイスティングしときたいのよ。
なので、ちと冒険がてらうろつき、飲めそうなら飲んでいこうと狙いながら進んでみることに。さて、徳嶋ダイスケは更に滝を飲めるのだろうか!?
つづく……。