常に万全で取り組みたいが、人生そんな上手いこといくものではない。むしろ上手くいくほうが少なく、上手くいくのが不自然に思えるくらいだ。
山に入り、滝を目指すのは楽しいけれど、怪我のリスクがつきもので、出来るだけ万全で取り組みたい。とくに、前夜にどれだけ睡眠がとれたかは大切だ。体力にも精神にも影響する。
だが、大抵冒険前夜というのは、遠足前夜のようにワクワクして、どんなに疲れていても目が冴えて眠れない。頭には「どのルートで向かおうか」とか、「あの滝は何味だろう」とかが浮かんでは消えるを繰り返すのだ。
そんな状態を繰り返してるうちに眠るのだが、アラームが鳴るより1、2時間早く目が覚めてしまう。うっすら眠いのだが、部分的に覚醒しているので動けてしまうのである。
今回もそのパターンで、アラームよりも早く目が覚めた。午前3時起床。大釜の滝での教訓を生かし、ウイダーinゼリー的なヤツをひとつ、エネルギーバー的なヤツをふたつを腹に入れて燃料補給。しっかり歯磨きをすませ、出発。