1月号のタウトクを読み返してて気がついた。
どうやら今年3月3日に、みちのくプロレスが徳島にやってくるらしい。
子どもの頃から立ち技系、バーリ・トゥード系とジャンル問わず格闘技全般大好きで、テレビで観てたんだけど、生で戦う人たちを観たことは一度もない。
これは丁度いい機会だ。出場者には新崎人生やGAINA、アレクサンダー大塚、フライングキッド市原など徳島出身の選手が多い(凱旋だから県内出身者を集めたんだろうけどね)。
っていうことは、このブログの本筋である「徳島」とモロに関連づけてOKってことだろう。
というわけで、人生初生プロレス観戦に行くことに決めた。腰は重いが、一度決めると超軽快になるのが俺だ。翌朝にはチケット購入の手続きを済ませた。
何もかもが初めてなので珍しく事前にいろいろチェックしておいた。
舞台となる「とくぎんトモニアリーナ」は徳島駅から徒歩5分の場所ということで、「よし、当日は汽車移動だな」と即決。(しつこいようだが、徳島県には電車は通っておりません)
ちなみに1階指定席という良さげなチケットも買おうと思えば買えたんだけど、こちとら初めてのプロレス生観戦なのでビビって2階の良さげな席をとった。2階ならブッチャーみたいなレスラーにフォークを頭に突き立てられる心配はないだろうというのが一番の理由だ。(プロレス素人のイメージというものはそんな感じなのである)
当日 3・3
元気もりもりの俺は内心ドキドキしながら「とくぎんトモニアリーナ」に向かった。
予定時刻を過ぎても開門されないので、周辺をうろうろしてたところ、友達と遭遇。偶然プロレスを観に来てたらしい。
午後2時半くらいにようやく開門。
軽く迷子になりそうになりながらも、何とか西側の席につくことができた。
予定より10分おしてのイベント開幕となった。
プロレスについては語れるほど知識もないので、主に写真で雰囲気を察して貰えればありがたい。
一応一眼レフで写真撮りまくったけど、俺にはカメラの技術も知識もないので全部反射神経のみで撮ったので荒い粗い写真だらけなのを、予めご了承ください。
第0試合 山本司 VS 田辺信一郎
何気にボクシングも生で観るのは初めて。
ちなみに青グローブの山中選手はガチンコに出てた人である。詳しくはウィキペディアを読んでね。
山中はこの試合が引退試合だそうだ。お疲れ様でした。
第一試合 大瀬良泰貴 VS 川村興史
事実上、このふたりのプロレスこそが俺のプロレス初生観戦の対戦カードである。
第二試合 ヤッペーマン1号・ヤッペーマン2号・フライングキッド市原 VS ザ・グレート・サスケ・バラモンシュウ・バラモンケイ
バラモン兄弟らに運ばれてくるザ・グレート・サスケ。
バラモン兄弟による水ぶっかけ祭り。
↑新たに迎えた信者(観客カップル)に祝福するザ・グレート・サスケ。
花束を渡すマダムにも水をぶっかけるバラモン兄弟に思わず笑ってしまう。
第三試合 アレクサンダー大塚 VS X(当日発表)
まさかのアレクサンダー大塚が負傷欠場ということで、男盛りが代理で登場。(野暮過ぎるんで小声で説明しておくと、アレクサンダー大塚=男盛りね)
また気になる対戦相手Xはヨネ原人こと気仙沼二郎ことヨネ原人だった。
突然リングとは関係ない壇上の幕がのぼってったかと思うと、ヨネ原人が歌いながら登場した。
とても盛り上がっていたんだけど、この試合は写真だけじゃ何やってるか伝わらないかもしれないな笑
よくわからないんだけど、一応アレクサンダー大塚と男盛りは別人ということなんだろうね。(負傷したアレクサンダー大塚の代理で男盛りがリングに上がったってことだから)
でも、普通別人ということでリングに上がる時ってマスクすると思うんだけど、それをせずに顔も尻も丸出しで出てくるところにセンスを感じた。
第四試合 里村明衣子 VS 岩田美香
この試合が俺の女子プロレス初生観戦となる。
第五試合 ディック東郷・のはしたろう・剣舞・ラッセ VS Ken45°・卍丸・拳豪・日向寺塁・with郡司歩
巧みな話術でレフェリーを魅了している隙に反則で相手をボコボコにするというのが観られて感無量。
第六試合 新崎人生 VS GAINA
いよいよメインイベント。徳島県出身対決である。
新崎人生はお遍路さんの格好で登場。どうやらこれが彼のスタイルのようだ。
見よ、この怪僧ウルージさんのような肉体を。
これが噂の拝み渡りらしい。
プロレスラーによる純粋な寝技ってテンション上がるよね。派手で豪快な技もいいけど、極めにいく感じの技がプロっぽくて好き。
ブレーンバスター(であってる?)も豪快で良いなあ。
わかりやすく腕力のインパクトが伝わるラリアットも良いね。よりプロレス感があるし。
スープレックスはプロレスに詳しくなくても派手だし格好いいし盛り上がる技だね。
これはバックドロップでいいのかな? これも総合格闘技で出されると会場が盛り上がるやつ。
これはパイルドライバーの形でOK?
プロレスにおける有名な技がいっぱい出ると嬉しいもんだなあ。
これが新崎人生による極楽固めという技らしい。
試合終了直後、ふたりはパイプ椅子に腰掛け、ちょっとしたトークがはじまった。
主に新崎人生によるGAINAとの思い出話で会場を盛り上げた。
最後にGAINAのお母さんがリングにあがり、花束贈呈。
最後は観客全員立ち上がり、みんなで拳を突き上げて終了。もちろん俺もこの写真を撮りながら参加している。
物販ブースにて
汽車の時間まで少し間があったので、物販コーナーに降りていき、プロレスラーを眺めてみた。
次第に物欲が刺激され、Tシャツを買って、GAINAにサインをいただいた。
サイン可愛くね? 白いTシャツと黒いTシャツとで迷ったけど、黒にしてよかったかも。
俺は自分が小さいから、大きな人と対峙するのが結構好きなんだ。差があればあるほど、何故かテンションが上がる。プロレスラーなどは、単に背が高いだけではなく、厚みも半端じゃないから尚いい。
プロレスってファンとレスラーの距離がめちゃくちゃ近いから他の競技にはない感覚があるね。ようやくファンの気持ちがわかったわ。
感想
プロレスを生で観てわかったことがある。
それはプロレスラーには沢山の要素が備わってないといけないということだ。
鍛え上げた強い肉体は当然として、気配りやコミカルさ含む笑いのセンスなどのサービス精神がなければ、これだけ観客を呼んで沸かせることは出来ないだろう。ベビーフェイスであれ、ヒールであれ大技の直前には「行くぞ!」と叫んで教えてくれるのだ。これ以上ないシャッターチャンスの到来を。コーナーに登ったときに周囲を見渡すのも、観客からすれば非常にありがたい。
そして、物販ブースにレスラーたちがいて直に触れ合えるのも大きいね。
それから、終始近くの席の子どもが熱狂しながら応援したり、めちゃくちゃ心配したりしながら楽しんでて、こっちまで楽しさが増したもんね。
非常にいいイベントだった。
あと徳島県知事の飯泉嘉門氏がリングに上ってマイクパフォーマンスしてて、「かーもん、かーもん」と声援がとんだのがちょっと面白かった。そろそろ選挙も近いからね。
この知事も俺が中学3年の頃(2003年)から現在までずーっと王座(知事)を防衛し続けてるからなあ。良し悪しはわからんけど、強いのは確かだわ。
知事はさておき、プロレスが非常に楽しめるものだと再認識出来たのは大きい。
面白がれて、楽しめる趣味がひとつ増えることは日々の充実につながるもんね。それにプロレスファンは多いので、プロレスを知ることは新たに言語を習得するのと同じくらいの意味を持つだろう。
有田と週刊プロレスとでも観て勉強しますかね。
めちゃくちゃ長文になったのでこのくらいで。