見守る徳嶋ダイスケ。探し回るビビ。
いるはずのない兄弟をか細く鳴きながら探し回るビビ。その健気さに泣きそうになる。でも、まだ終わっていない。
本当ならば一気に保護してやれれば良かったんだが、そういうわけにもいかずスマン。「獣医さん連れていき部隊」が戻ってくるまで持ちこたえてくれ。
鬱蒼と木々が生い茂る山の中へ入っていくビビ。心配だが、今は見守るしかない。と言うかその山の斜面は我々人間ごときにはついていけんのだ。
しばらくすると、また拠点に戻ってきて、俺をジーっと観察するビビ。よく動いて腹を減らしとけ。また旨いの食わしてやっからよ。
腹がいっぱいなのもあるだろうが、やはり兄弟が2匹いなくなり、警戒心が強くなっているらしい。出会ったばかりのように距離をとって遠巻きに眺めては、また違うポイントにいって「出てきてよ、みんな~」と鳴きながら探し回る。
大丈夫。必ずお前も保護するからな。
そして、ステキな里親を見つけてやる。
とにかく今はビビをカラスなどから警護するのみ。でかめのカラスたちとメロやレンたちがケンカしていたとの目撃情報もあったからな。ここは過保護にも程があるくらいで丁度いい。