いきなりだけど、やまかけそばととろろそばの違いって知ってる?
正解は記事の中に練り込んであるよ笑
それでは本編スタートです。
前回記事(おのみやさんでの失態談)の翌日の話。
宿酔いと書いて、「ふつかよい」と読む。宿酔いで軽い頭痛と軽い吐き気。何よりダルさを覚えつつ、失態の翌日を過ごしていた。何となく気だるい午前を過ごし、正午を迎える頃には少し復活した。
小腹が空いた感覚を覚えた俺は、「おや復調の兆し」とほくそ笑んだ。
昼食時に腹が減るというのは、熱を計って36度4分を計測するよりも、お医者さんが「アンタは健康だ」と太鼓判を押すよりも、より確実な健康状態の尺度であるからだ。
とはいえ、自分で何かを作って食べるほどの余裕はない。
ということで、俺はつい先日訪れたばかりの蕎麦屋さん、そば道場に向かった。
「何を食べるか」はそば道場に向かって歩き始めた瞬間から決めていた。戸を開け、厨房に向かい、お姉さんに向かって、決め打ちしていた注文を言い放つ。
「すみません。やまかけそばをお願いしやす。あとごはんも」
やまかけそばととろろそばの違いって知ってる?
どちらも基本的には一緒で、擦り下ろした山芋(とろろ)をのっけた蕎麦なんだけど、厳密に分別すると、温かい蕎麦の上にとろろを乗せたのをやまかけと言い、冷たい蕎麦の上にとろろを乗せたのをとろろそばと言うらしい。
もっとも地域によって呼び方が異なるようで、あくまでも「諸説あり」の注意書きを添えた方がよさそうだな。海原雄山みたいなおっかない蕎麦通にいきなり雷を落とされるおそれもあるから笑
覚えたてのウンチクを披露したところで、注文したやまかけそばとごはんが完成。