先月末だったかな。祖谷で仲良くなったおとっつぁん(以下:OTNさん)がいる。
結構ご近所さんで、わりと頻繁に遊んでもらっている人である。そのOTNさんとBBQをしているときのこと。たしか後半でOTNさんがアメゴ(アマゴ)という川魚を大量に焼いて喰わせてくれたんだ。
そのときに、俺は「渓流釣りってしたことないんすよ」みたいなことを話していた。
その話をOTNさんは覚えてくれてて、少し前から俺との渓流釣りの計画を練ってくれていたのである。
そして、とうとう念願かなって俺の初渓流釣りに至ったので、そのお話……。
午前6時過ぎ OTNさん宅前に車を停めた。OTNさんは、もうすでに家の玄関先で準備を進めていた。
「おはようございます」
挨拶すると、OTNさんは「おう」と言いつつニヤリと笑った。
OTNさんは、厳ついか厳つくないかで言えば10人中20人が厳ついと答えるであろう風貌をしている。実際、話してくれる過去の話もなかなかに厳つい。だが、人情味溢れるタイプで、面倒見の良い親分肌な男だ。アレ? フォローになってないか? まあ優しいのよ。
「今日行くところは、こっから30分くらい車でいく谷や」
「合点承知の助」
そこからはOTNさんの運転する軽トラで移動。(移動中、このサイトのことを説明し、写真を撮って紹介してもいいか確認した)
そして、到着。
某所谷に到着してからというもの、しばらくはOTNさんが釣るさまを見て学ぶ時間があった。
「こやって釣るんぞ」という基本的動作を教えてくれるのである。
その後、俺もNEW竿を借りて挑戦!(ちなみに餌はブドウムシ)
最初は全然アマゴが感じられなかったんだけども、次第に竿を振って、ポイントに落とせた瞬間にアタリ?というか手ごたえというのを感じるのがわかるようになってきた。
驚いたのは、渓流釣りは瞬間的に「その時」が訪れるということだった。
なるほど。どうやら海釣りよりせわしないようだ。
「もうちょいゆっくり合わせてみ」「竿の伸ばし方はな」とOTNさんが俺の間違いをひとつひとつ修正してくれた。そのうちに、ぶるるるッ! ぶるるるッ!
まるでゲームのように竿を握る両手に伝わる振動に驚愕。
きたきたきたきた!!!!
そして、俺にもとうとう「その時」が訪れた。
初アマゴ!
わーいわーい!
OTNさんも「まあまあやの」と顔をしかめつつ、笑顔で褒めてくれた。
ちなみに釣ったアマゴは、OTNさんが即座にカッターでワタなんかを切除してくれるので鮮度良好のまま保冷バッグの中でカチンコチンになる。
それから大体4時間くらい、その谷近辺をうろうろしながら渓流釣りを楽しんだかな。
最終的な俺の釣果としては、3匹!
これね新記録よ笑 釣りを平素より楽しんでおられる人たちからすると「調子悪かったんかいな」だろうけど、俺からすると爆釣と言っても過言ではない。
この俺の爆釣宣言に苦笑いを浮かべた方、ぜひ俺の過去記事をご覧くださいませよ。
ちなみにOTNさんは20匹くらい釣りあげていた。さすがは俺の渓流釣りの師である。
俺もOTNさんもホクホクで、帰宅。その後は第2回OTNさんちでBBQ祭り大会フェスティバル開始。
釣りたてのアマゴを炭火で焼いて喰う!
と思うだろ? でも、結果として1匹も焼いてないし食べてない。普通にOTNさんが大阪から仕入れてくれた超絶旨い豚バラ肉や鶏肉、OTNさんが丹精込めて育てた巨大ピーマンと巨大ナスなどを焼いて、食べまくった笑
釣ったアマゴはというと、全部近所の人たちにおすそ分けしてまわった。
だって、普段野菜とかお菓子とかいっぱい貰ってるしさ、俺に出来るお返しってあんまないからさ。皆さんの家をまわってって「どうぞ」してきたというわけだ。
え? 「たった3匹をどうやっておすそ分けしたのか?」だって?
そりゃ、OTNさんがこの日釣ったアマゴ全部くれて、「お前が食っても良いし、お前が言うようにおすそ分けでもいいし、好きにせえや」と言ってくれたから大盤振る舞いしたのだよ笑
OTNさんには感謝しかないな。いつもごちそうさまです。いつもありがとうです♪
それでは今回はここまで。したらなー。