結局、周辺を歩きに歩いて降りられそうなポイントを見つけ、両脛を強打したり、足を滑らせ転んだりしながらも、水を汲めそうなところへ上陸。
残念ならメインの滝つぼから汲むためには、もう少し道具や工夫が必要だったため、滝つぼから少し上流のミニ滝で我慢することに。でも、直接滝の流れから浄水ボトルに水を汲めたので、まあいいかなって感じだ。
久々の滝ソムリエ。
汲みながら感じたのは、「むむっ、ややぬるいか?」ということ。内心(ぬるいのは好みじゃないんだけどなあ)と思いつつ、久々のポンププッシュ(浄水)。そして、十分に浄水したところで、これまで10か所以上の滝水を注いできた愛用グラスに注いでいく。
ふむ。透明度は結構なものだな。不純物は見当たらない。
香りも……無臭。少々安堵。少なくとも、ハズレの川魚風味の線はなくなったからである。ちなみに川魚風味はめちゃくちゃ不味い。おそらく川魚を食すのが好きな人でも吐き気を催す味なのだ。まあ、なんといっても水の味が川魚の味だからね。
おっと話がそれた。
とりあえず冷たさ、見た目、香りのチェックは済んだ。さて、もっとも重要なテイスティングにうつろうか。……ちょっと緊張するね、久しぶりすぎて笑
ゆっくりとグラスを傾ける。口に流れ込む川赤子のいる滝つぼの水。