午後3時のおやつの時間までぶっ通しで作業は続いた。疲れはしていたが、休憩中に畑に座り込んでの井戸端会議はなかなか楽しかった。中には俺の活動に興味を持ってくれる人もいて、熱心に話を聞いてくれたし、「来月から新しい職場で働く」という俺を応援してくれる人もいた。
そして、更に仲良くなった我々は少し長めの休憩を経て、ふたたびサトウキビ畑に戻るのだった。
お仕事時間終了間際なると、みな、一様にテキパキと片付けも兼ねた動きに切り替わっていく。なるほど。1秒でも時間を無駄にしないための行動と見える。時短だな。これは俺も見習わなくてはならない姿勢かもしれん。結構、「もうちょい」などと言ってキリの良いところまでダラダラ続けてしまう悪癖があるからな。
なので、みなの真似をして片しつつ、作業もしつつ終業タイムを待った。
そして、午後5時ごろ正式に解散という運びになった。
体はクタクタに疲れていたが、心は充実感でいっぱいだった。本当に面白い体験をさせていただいたなというのが正直な感想である。
NHK放送はどうなったのか?
ちなみに放送は翌日12月3日(土)の朝7時35分ごろだった。
ちゃんと起きて、しっかり映った自分を観ながらニヤニヤしたのは言うまでもない。
サトウキビを縛り上げる俺の姿や、
サトウキビの束を軽トラの荷台に積み込む俺の姿、
サトウキビを綺麗、綺麗する立ち作業する俺の姿がちゃんと映っていた。
そして、浮かれっぱなしだったおじさんは1秒くらい後ろ姿が映っただけだった笑 だから、あれほどアドバイスを送ったというのに。目立つためには、カメラマンの意図をくみ取らないと難しい。
以上、今回はここまで。それではしたらなー。
※服部製糖所の皆様、このたびは大変貴重な経験をさせていただき、さらにアルバイトということでお給料までいただき、本当にありがとうございます。きっとご本人たちには届かないだろうけど、こちらでも深く御礼申し上げます<(_ _)>