徳島ガンバロウズの開幕戦(アスティとくしま)観てきたよ。対戦相手は横浜エクセレンス。昨年ポストシーズン3位という強敵を迎える大事な一戦だ。
この歴史的な一戦を前に、俺は気合いが入りまくっていた。まず、ガンバロウズの試合一番乗りで入場しようと思い、10月6日は自宅を午後2時前に飛び出した。
1時間後アスティとくしまの駐車場に着いたとき、思わず「あれ?」と言ってしまった。というのも、予想では駐車場はまだガラガラなはずだったのだが、もうすでに3割くらい車が停まっていたのである。
はやる気持ちを抑えながら、小走りで入場口に急いだ。すると、もうすでに数人並んでいるではないか。なんと言う気合い。参りました。俺は全体8番目だった。
なんでドラフトみたいに全体での順位をいったかと言うと、実は開場待ちの列が2つあったから。ファンクラブ入会者の列と、ファンクラブには入っていないお客さんの列とに分かれているんだな。
ちなみにガンバロウズのファンクラブに入っていれば、開場時間15分前に入場できる特典があるよ。この特典があるからこその2列なわけだ。俺はファンクラブに入っていたから、そちらの列に並んだ。
そうした理由があり、ファンクラブ入会者列には前に4人、それ以外のお客さんが3人いたから俺は「全体8番目」だったというわけ。
開場は午後5時半(ファンクラブ入会者は5時15分)なのだが、グッズ販売は1時間早い午後4時半。そして、辛いのが、「グッズを買いに列を出ると原則として、並び直しである」とお達しがでたことだった。
何人かで来ているお客さんならば、順番に買いにいくことで並び直しを回避出来る。しかし、俺のように単独で来ている場合はそれが出来ないのだ。
しかし、思わぬ形で救世主が登場するのだった。
午後4時半。グッズ販売開始。救世主登場。
(グッズは後に回すか)
と思い、内心しょんぼりしていると、前に並んでいた家族のかたが親切にも場所とりを引き受けてくださった。「もし買いに行かれるんでしたら、私たち見ときますので」と。お言葉に甘えてお礼をいい、無事お目当てのグッズを買うことが出来たのである。
ホンマにありがとうございます!
感謝いっぱいで買ってきたグッズを見せ合うコミュニティが出来た最前列。ファン同士仲良くなり、「いいもんやなあ」と思っていると、テレビカメラがやってきた。
インタビューである。前の人たちに断られたので、俺にお鉢が回ってきた。「お話聞いても大丈夫ですか?」と聞かれたので、食い気味に「大丈夫です」と即答した。
3分ほどカメラの前で質問に答えた。
どこから来たのかとか、何時から並んでいるのかとか、ガンバロウズについての印象はどうかとか、そんなことを聞かれた。
今年はテレビカメラの前で話すのは3回目。なかなか楽しい経験が出来た。(ただ放送されたかどうかは不明だ)
午後5時15分すぎ。開場。
2時間半くらい並んで、ようやく入れた俺は無事先着1000名様限定で配布されるTシャツをいただいた。このTシャツは、この日仕事で来れなかった弟マー(元バスケ部)へプレゼントする約束だったので、無事入手出来て良かったよ笑
グッズやら何やらで手荷物がいっぱいになったので、一旦愛車・鉄の棺桶3号に置きにいくことにした。
購入したユニフォームとリストバンドを装備し、今度は腹ごしらえ。外のフロアにはキッチンカーがいくつか来ており、軽く食事を摂ることが出来るのだ。
迷いに迷って、「すだち鶏コロッケ」(VEGE HAPPY)と「すだちソーダ」(SCRABLE COFFEE)を買って軽く夕食にした。
ガンバロウズのカップが嬉しい。
どちらも旨い。ほどよくお腹を満たせた俺は、ごきげんで再入場し、自分の席を目指した。
今回俺が取った席は、コートサイドシート1列17番。誰も前に立ちはだからない、なかなか良い席である。
座ってみて驚いたが、まあ選手が近い。ちょっと俺の席は横浜エクセレンス側だったんだけどさ、やっぱり凄い嬉しくて、テンション上がるわけよ。
見て。横浜エクセレンスの選手たち。めちゃくちゃ強そう。
平良選手の鍛え上げられた肉体と、鋭い眼光。ファインダー越しにも感じる覇気。これぞ「戦う顔」というべき表情だろう。
試合前でこの迫力。俺の写真技術が低いから、伝わりにくいかもしれんが、かなり至近距離に選手がいるのはおわかりいただけるだろう。手を伸ばしたら、届くんじゃないかって感じ。
想像以上の臨場感に「この席にしてよかった」と思いながら、写真を撮りまくっていると、
「試合、楽しみですね」
と2つ隣の席の方から声をかけられた。
「めちゃくちゃ楽しみです!」と答えると、そこから色々お話が出来た。こういうのがスポーツ観戦の醍醐味だよね。
開場まで並んでたときもそうなんだけど、同じ目的があるから共感出来る話もたくさんあるから、結構いろんな人たちと気軽に話す機会が多くなる。
こうした交流から仲良くなり、一緒に応援していくような仲間が出来たりすると、より観戦が楽しくなるかもしれないね。
時間は進み、オープニングセレモニー的なイベントがはじまった。
噛み締めるような、藤田社長の挨拶も印象深かったな。内藤市長、後藤田知事の挨拶と、着実に歴史的なティップオフが近づいていくのを感じた。
選手たちや藤田社長たちによるサインボール投げもあり、開場は大いに盛り上がった。
そして、ド派手でカッコいい演出と共に選手入場。
#28 狩野選手に出迎えられる、#2 塚本キャプテンと暴君・#15 若狭選手、#10 駒水選手。3人共にこやか爽やかな笑顔である。
スターティング5
#1ジェレミーコームズ
#2塚本雄貴
#4テイブリオンドーソン
#8ジャワラジョゼフ
#9内藤健太
運命のファーストジャンプボール。
この瞬間から徳島ガンバロウズの歴史ははじまったのである。
#1 ジェレミー・コームズ選手が見事にジャンプボールを制して、幸先良く開幕戦がはじまった。
徳島ガンバロウズの初得点
試合開始直後の徳島ガンバロウズブースターの一番の関心は、「誰が初得点を決めるのか?」だっただろう。
俺はその瞬間を逃すまいと、全神経を集中しながら応援していた。
そして、そのときがやってきた!
第1Q #8 ジャワラ・ジョゼフ選手がフリースローを決め、徳島ガンバロウズの歴史的な初得点を飾った。
しかし、横浜エクセレンスは強い。
そうやすやすと初勝利までは譲ってくれそうにない。
序盤から中盤にかけては、なかなか一進一退の攻防が繰り広げられていた。徳島ガンバロウズが勝ち越す場面もあり、「いきなり初勝利!?」と期待が膨らんだ。
ざっくり試合結果
1Q 15-19
試合開始。途中10点差をつけられる。が、ジャワラ選手のフリースロー2連続成功や、コームズ選手の2Pシュートなどで4点差まで追い上げつつ終了。
2Q 23-24(38-43)
駒水選手の見事な連続3Pと若狭選手の3Pにより、初めての勝ち越しに成功。しかし、横浜エクセレンスのチャバルス選手・オルムイワ選手により試合をひっくり返される。
3Q 20-24(58-67)
引き続きチャバルス選手が着実に得点を重ね、徳島ガンバロウズを引き離しにかかる。しかし、それに「待った」をかけたのが我らが塚本キャプテン。フリースロー2本決めて差を詰める。しかし、横浜エクセレンスは強く、最大で13点差まで離されてしまう。
4Q 22-24(80-91)
9点ビハインドで迎えた最終局面。ふたたび塚本キャプテンがフリースロー含む6点入れてくれたが、残り3分37分の段階で5つ目のファウルで退場になってしまう。ジャワラ選手、ドーソン選手、コームズ選手らが得点していくも、横浜エクセレンスも粘り、80-91で試合終了。
試合終了
後半も後半、少しずつ追い上げて来たものの、結局横浜エクセレンスが意地を見せて惜敗。開幕戦初勝利はならなかった。
でも、強敵・横浜エクセレンス相手にしっかり戦っていけることを見せてくれたので、徳島ガンバロウズの目標「2年以内にB2昇格」も夢ではないんじゃないかと期待が持てた。
試合終了後は、緒方アナウンサーによるインタビュー。
俺はテレビ(ゴジカル)で観る緒方アナウンサーのキャラクターしか知らなかったので、妙に新鮮な感じがした。
最後は選手たちがコートを一周しながら、ブースターにご挨拶。目の前を通りすぎていく選手たちに、俺は連写の嵐。
こうして徳島ガンバロウズの初陣は終了。
超激混みの駐車場。仕方ないので、警備員さんが引き上げるくらい混雑がおさまるまで、車内で記事を書きながら待つことにした。
試合終了後、1時間ほど待ってから帰宅。
待ってる間、少し今日の観戦について色々と振り返ってみようかね。
まずは俺のいちおし選手を紹介してみよう。
徳嶋ダイスケいちおし選手
試合が進んでいくたびに、やはり気になる選手が出来てくる。
赤髪の暴君・若狭選手
デニス・ロッドマンを彷彿とさせる赤い髪。ボールに向かって飛びかかる野性味溢れる派手なプレー。かと思えば、丁寧なフリースローをきっちり決める。
虎視眈々と狙っている印象。
キャプテン・塚本選手
おそらく予備知識なかった観客も、一瞬で「誰がキャプテンなのか」がわかったんじゃないかな。それくらい全身からキャプテンシーが漂っている選手だ。
試合中に素早く指示を出しているんだけど、耳をすますと英語でも指示を出しているっぽいんだよね。
また試合中、仲間だけじゃなく観客にも「もっと声だしていこうぜ」と気合いを入れてくれる。頼もしすぎるぜ。
それから、横浜エクセレンスの選手にも気になる選手がいた。
平良選手
先ほどにも軽く登場していた平良選手。170センチと小柄ながらも、存在感と迫力のあるポイントガード。プレー中に迫力が増していく印象があった。
菅選手
同じくポイントガードの菅選手。平良選手とは違うタイプの存在感があったな。大きな選手ではないが、俺の目には華やかというか惹かれるプレースタイルに映った。
アリーナ試合中の雰囲気
非常に一体感があり、ひとりひとりが声を出して応援しやすい感じ。子どもたちもたくさん来ていて、熱心に「がんばれー」「はいるよー」「でぃーふぇーんす」と応援しており、とても明るくにぎやか。怖いヤジは聞こえなかった。
アリーナでの撮影について
試合前に練習した掛け声を出しながら、写真を撮りまくりながら、時折動画を撮りながら観戦を楽しんだ。
ちなみに写真は営利目的じゃなければ基本的に撮りまくってOK。ただし、席を移動して撮影したり、フラッシュたいたり迷惑がかかるのはダメ。
また、動画は15秒以上連続で撮ってはいけないルールがある。
一応事前に問い合わせしておいたんだけど、SNSや個人サイトへの掲載は営利目的じゃない場合に限り問題ないとの返答をいただけた。
充実のウェルカムアクトとハーフタイムショー
あと開幕戦ということもあり、試合以外にも気合いが入っていた。合間に行われるイベントも充実していて、会場を盛り上げてくれた。
たとえば、老舗ダンススクール STUDIO ONE/One Xteraによるキレのあるダンスだったり、
観客参加型フリースローや、モップ掛け競争だったり、とにかく楽しませてくれるイベントがたくさん。
また、アリーナDJ のPACHI-YELLOWさんによるDJショーが2回あって、めちゃくちゃカッコ良かった。
最後に入手したグッズを振り返ってみようか。
入手グッズ振り返り
レプリカユニフォーム(8000円)
でかいの着てみようと思って、Lサイズを購入。ワンピースを着ているみたいになるけど、気にしない。俺くらいのサイズの人(157センチ前後)ならSとかMとかで丁度だと思う。
リストバンド(1000円×2個)
チームカラーの明るい青にロゴマークが入ったリストバンド。両手に着けたかったので2個買った。なかなか可愛いアイテムだ。
チェックとバロウのぬいぐるみ:小(各1500円)
可愛いでしょ。マスコットキャラクターのチェックとバロウ。このぬいぐるみは凄いクオリティ高い。ユニフォームの着脱が可能で、たぶん実際のユニフォームと同じ材質、デザインで出来てる。ぬいぐるみ自体の手触りも良い。耳の部分にも工夫があり、軽く形状記憶出来るので、耳をはねさせることも可能だ。チェックは俺用で、バロウは弟に。
メガホン(ファンクラブ特典でもらった)
こちらもなかなか凝った造りになっており、握ると、非常によく手に馴染むグリップをしている。打ち合ったときの音や振動も心地よい。デザインもポップで可愛い。
タオル(ファンクラブ特典でもらった)
チームカラーの明るい青にガンバロウズのネームロゴが入ったタオル。大きすぎず小さすぎずのサイズは持ち歩くときに丁度良い。仕事で観に行けなかった弟にプレゼント。
開幕戦Tシャツ(先着1000名様特典)
これは絶対に欲しかったやつ。ガンバロウズ開幕戦を祝して配られたTシャツで、これも仕事で観に行けなかった弟にプレゼント。
缶バッジ(300円ガチャ)
#9 内藤選手のが当たった。ちなみにロゴマーク入りのが当たると、レプリカユニフォームが貰えた。
予定よりだいぶ買っちゃった笑
居合わせたお客さんと見せ合いっこしたのも楽しかったな。俺は買ってないんだけど、チケットケースを買ってる方が多かった。「これからガンガン応援してくよ」という意気込みを感じた。
実際、アリーナ入場・再入場の際にチケット取り出すのが大変だから、チケットケースがあると便利ではあるね。失くしにくそうだし。
最後にちょろちょろ。
結論から言うと、試合結果は悔しかったけどシンプルに面白くて楽しめた。
凄い気合いの入りようで、本気で取り組んでいるんだなと感じた。
なので俺もガンガン応援していこうと思う。とりあえず今年は11月に1試合、12月に2試合くらいの感じで観に行けたらなと。めちゃくちゃダボダボのユニフォームを着て、今年はホーム戦のみを観戦して、来年からアウェー戦も観に行けたらなと。
ちなみに、この記事を書いている段階で、もうすでにガンバロウズは2戦目を終えており初勝利を決めている。ガンバロウズ、本当におめでとう(*´▽`*)
次は俺にも勝利の美酒を楽しませてくれ!
それでは今回はここまで。それではまた、したらなー。