前回までのあらすじ
土柱保養村センター 阿波 土柱の湯にてお風呂を満喫した俺だったが、うっかり朝食を食べずに来てしまったために、入浴後に猛烈な空腹に襲われる。
そこで、何か食べ物をもとめて施設内をさまよっていたのだが……。
さすがにカキ氷っていう季節ではないよなあ。。。すぎるほど暖冬とはいえ、2月だもんな。しかし、たこ焼きだけで、この猛烈な空腹は癒されるだろうか。。。
なんて、思ったが、ほかにもメニューがあることがわかり安心安心。
うどん(期間限定のため販売中止らしい)、カレー、牛丼、チャーハン、ビールというシンプルながら、小腹を満たすにはありがたく、嬉しいメニューが並ぶ。
正直、迷いまくったが、迷った末に「たこ焼き」と「チャーハン」を注文することにした。
想像以上にしっかりしたイートインスペース。
スリッパに履き替えれば、ベランダにも出られて景色が眺められる。
待ち時間はテレビや置いてある本で楽しむことも可能だ。俺は、とりあえず毒蝮三太夫さんの「ジジイ川柳」を手に取って、しばらく読み込んだ。
実は俺、川柳を詠むのが好きなのだ。たった17文字やそこらで最短距離の物語を伝えられる、最強の文学のひとつだと思っている。最短距離で笑わせたり、泣かせたり出来るツールだ。
お年寄りによる川柳(いわゆるシルバー川柳)のクオリティもさることながら、それに対する毒蝮さんのツッコミによって更に面白くなっていて、非常に楽しめた。
そうこうしているうちに、「チャーハン」が出来上がったので、取りに行く。
チャーハン(ワカメスープ付き)
チャーハンには、なんとワカメスープもついてきた!
こういうのって嬉しい誤算だなあ。
空腹時のチャーハン。。。これ以上ないシチュエーション。腹ペコで食べるときの、食べ物に対する感謝の気持ちの強さは桁外れだな。 空腹はスパイスだという人がいるが、本当にその通りだと思う。
スプーンでかっ込みながら、凄まじい勢いで食べ進めていく。
旨い! 旨い! 福神漬けも旨い! 旨い!
そして、途中でチラチラ目に入ってくる、ワカメスープにも手を伸ばす。
香ばしいゴマ。たっぷりのワカメ。シンプルだけど、空っぽの胃袋にはこういうスープの温かさだけでも、御馳走だと思う。
写真じゃわかりづらいだろうけど、かなりワカメがたっぷりなんだな。
ワカメの歯ごたえとゴマの風味。ほどよい塩気の温かなスープ。歴代ワカメスープナンバーワンじゃないかと思うほど、旨かった。
チャーハンも、ワカメスープも5分とかからず俺のお腹へと消えていった。あとは、たこ焼きを楽しみに待つだけだぜ(*´▽`*)
たこ焼き
チャーハンとワカメスープを完食してから、数分後。待ちわびた、たこ焼きが完成した。
300円で9個入り。しかも、ひとつひとつが結構大きいんだな。ソースもたっぷりかかっていて、非常にいい香りだ。チャーハンとワカメスープがお腹に入ったことを忘れてしまうほど、強烈な旨そうな香り。
まずはひとつ! いただきます!!
旨い旨い旨い!!! たこ焼きも旨いなあ(*´▽`*)
意外と大きなタコが入ってるのもテンションがあがるね。「今、たこ焼き食ってんな、俺!」と強く実感できるからかもしれない。
口の中を火傷しながらも、抑えられない食欲。日頃、草食然としているつもりだが、もしかすると空腹の末の食事中の俺は、恐ろしく肉食の形相をしているのかもしれない笑(えっ? 驚くほどどうでもいいって?)
いやあ、旨かった。本当にごちそうさまでした!!(`・ω・´)ゞ