この日は夕方5時には退勤ができる日で、なおかつ翌日がお休みということだったので、「ちょっくら夜の冒険としゃれこむか」と職場から直接出掛けることにした。
今回の目的地は、もうすでにこのブログでも何度も登場している美馬市脇町にある「うだつの町並み」である。
「そこはもう良いよ!」と言われてしまうかもしれないが、これまでにご紹介したのは、あくまで「早朝」「お昼」のうだつの町並みしかないわけだ。
夜のうだつの町並みというものを、俺はまだ知らないのである。
というわけで、行ってみた!
とりあえず、道の駅 藍ランドうだつ周辺にある駐車場に到着。
39台の普通車と5台の大型車が停められる、広々とした駐車場。そこには、もうすでに何台か停まっていたものの、あたりに人はあまり見受けられなかった。
「よし。まずはソーシャルディスタンスは維持できそうだな」と一安心。
安心してお腹がすいた俺は、歩いて行ける距離にあるミニストップで買っておいた夕飯をとることにした。
しっかりご飯を食べ、水分補給をし、ひとごこちついている間に、日が沈んで辺りも暗くなりはじめていた。
頃合いだな……。そう思った俺は車を降り、GoProを装備し、夜のうだつの町並みに繰り出したのである。
駐車場から道の駅 藍ランドうだつやうだつの町並みに向かうスロープにも、足場を照らすライトがつけられていて、夜に来ても安心だ。
前に訪れたお店も、ずいぶんと雰囲気が違うなあ。時間的にもう閉店しちゃってるけども。。。(17時には閉まってしまうのだ)
まだ少し明るいけど、これはこれでいい感じ。
なんて思いながら歩き進めていく。
なんだかタイムスリップしてきたみたいな感覚……と一瞬喜んだが、「何や、この大量のカラーコーンは!!!???」と驚きもした。
8月頭現在、工事か何かしてるのか、ずーっとカラーコーンだらけ。
ちょっと景観損ねてるなあと苦笑いするものの、きっと大事な工事をしてるに違いない。コロナの影響でやってくる人が減ってるうちに、少々規模の大きな工事をやっちゃおうという狙いなのかもしれないし。
もっとも、この町並みの魅力は、100個くらいのカラーコーンが並んだくらいではかすみもしない。それだけ不思議な雰囲気を覆っているのだ。
誰も出歩いていない、この町並みを、
ひとり撮影しながら歩いていると、あちこちから風鈴の鳴る音が聞こえてくる。
日が沈んだこともあるんだろうけど、この日は比較的涼しく、良い風も吹いていた。本当に理想的な散歩日和だったな。
でね、いつもだったら「まあ、このくらいで十分か」となるんだけど、
ふと来た道を振り返ったときに気づいちゃったんだな。
「あっ、さらに暗くなって、もっといい感じになってる!!!」って。
そう。夜の色が濃くなったことで、町並みの表情がさらに変化していったのだ。というわけで次回へ続く。