気まぐれで録画しておいたラグビーの日本選手権を観戦。
ちょうど昨年に「ALL OUT!!」というラグビー漫画を読んでいて、少しくらいはルールが頭に入っているかと期待しながら観てみた。ところがほとんどルールがわからず、チンプンカンプン。友達に「自分、元ラグビー部っす」って子が何人かいて、何度かボールの投げ方を直接指導を受けたことがあるが、あのレモン型のボールの尖った部分がコメカミ突き刺さって倒れたことがある。おそらくそのときにラグビーについての記憶を失ってしまったに違いない。
だけど、細かな戦略やフォーメーションのある、ボールを使った格闘技的な感覚で観れば、ルールがわからなくても充分面白くて楽しめた。
気になったメモ
・サントリーとパナソニックは2年連続で日本選手権決勝。→このことから両チームとも強豪であることがわかる。
・サントリーのギタウ選手による中村選手へのキックによるパスは、そういうテクニックがあって、狙ったやったものなのだろうか。完全にラグビー素人で2,3回くらいしか、あのレモンみたいな形のボールを触ったことがない俺からすれば、あのボールを投げたり蹴ったりしてコントロールすること自体が衝撃的だった。
・中村選手が得点後、ギタウ選手のキックが観客席に突き刺さって驚いた。
・持ったまま飛び込む→5点。H型のアレに蹴り込む→2点。
・うろ覚えで「前に投げてパスしたらダメ」的なことを思い出す。
・前半40分、後半40分で区切られているっぽい。
・前半5分くらいでひとりの選手が怪我をして倒れ込んだ。担架を持った男の人が立っていたが、あんなに大きな体の選手が乗るには小さくないかな?
・パナソニックの「3」の選手(ヴァルアサエリ愛)、体ゴツい。→まさかの年下に衝撃を受ける。
・両チーム、監督どこで観てるの? 観客席っぽいところからマイクみたいなので指示を出してる?→推測:ラグビーの監督は棋士みたいな役割で、物理的に俯瞰で競技場を見下ろしながら指示するのが良いとされているからだろうか。そんな気がした。
・ノックオンって何?→プレーヤーがボールを落としボールが前方へ進む、または、プレーヤーが手または腕でボールを前方へたたく、または、ボールがプレーヤーの手または腕にあたってボールが前方へ進み、そのプレーヤーがそのボールを捕りなおす前にボールが地面または他のプレーヤーに触れることをいう。(ウィキペディア)
・蹴っ飛ばせば前にパスしてもいいのか?→調べてみたところ、どうやらキックによる前方へのパスは認められているらしい。
・ラインアウト(タッチラインの外にボールが出たあとの再開方法らしい)のときには、選手が味方を肩車してキャッチしている。
・総重量というデータが表示される。サントリーが850キロでパナソニックが872キロ。(プレイヤーの総体重量)
・サントリー「15」(松島幸太朗)のコロコロ→パシッ→ダーッ!が凄い。素人にはこの表現が限界。
・あと、観終わって調べているときにわかったことは、ラグビーにおいてはプロ野球のように決まった背番号というのはないらしく、どうも高校野球的にポジションごとに決まった番号があるっぽい。よって、長嶋茂雄=「3」ではなく、ファーストを守る選手=「3」みたいな感じかと思われる。
・サントリーのキャプテン(流 大)に驚く。
俺は大きくて力強い存在に対しても、小さい体を存分に使いこなす存在に対しても同等の尊敬の念を覚えるから、そういった意味で言えばラグビーはわかりやすくその両方の選手に出会える競技だと思った。大きくて強そうだなあと思ったのは、ヴァルアサエリ愛選手だし、小さくて凄いなあと思ったのは流 大選手だ。適材適所で、それぞれの個性、持ち味をシンプルにも複雑にも活かせる面白い競技だと知った。
似て非なるものなのは重々承知の上で、よく似た形のボールを使うアメフトも観てみたいな。10年くらいに東京ドームかどっかでやってる中継みたいなのをテレビで観た気がする。うーん、ラグビーもアメフトもきっと性に合ってるとは思うんだよなあ。