MDって最近見ないね。
俺が中学から高校生(2000年代前半)くらいまでがMDの全盛期だったんじゃないかな。
俺も、中学3年の誕生日にMDコンポ買って貰って使ってた。で、弟のポータブルMDプレイヤーを借りて、MD入れるトコがバカになって閉まらなくなるほど音楽聴いてたよ。
でも、高校3年生のとき(2006年)に凄いのを知って、手に入れた辺りから使用頻度が一気に落ちたな。
天敵iPodシリーズの登場!
ちなみに俺が最初に手にいれたのはiPod シャッフルだったな。
USBメモリ型の白くて、細長い、紐で首からぶら下げて使うやつ。モニタがなくて、「何の音楽がかかるかは聴いてのお楽しみ!」なシャッフルだ。
修学旅行前に手に入れて、前日にわからないながら、無理矢理音楽入れてね。
で、いざバスで空港目指す! ってタイミングで起動したら、何故か1曲しか入ってなかったってことがあったな。
しかも、友達に借りた全然知らないアニメの主題歌だけが入ってて参ったよ。
結局、その知らないアニメの主題歌をリピート、リピートで聴いて、修学旅行から帰宅する頃には完全に歌えるようになってたな。
1曲しかないから、全然シャッフルの持ち味も活かせなかった思い出だ。
MDとiPodシリーズ比較
そんなバカ話はさておき、とにかく沢山の曲を持ち運べるiPodシリーズの登場は、MD市場を大いにおびやかしたに違いないね。
MDが精一杯アルバムCD1枚ぶん入れられるのに対して、iPodシリーズとしては最小用量だったシャッフルでさえ100曲から200曲くらいは入ったわけだ。アルバムCD10数枚ぶんは余裕ではいるから、単純計算で10倍以上の用量差があるもんな。
MDだと色んな曲を聴くために、割りと頻繁に取り替えなきゃいけないのよね。
そのストレスがなくなったのは大きいだろう。
あと、俺は初めてで失敗したけど、MDコンポでMDに音楽入れるのよりは、iPodシリーズのほうが本来やりやすいはずなんだね。
1,一度パソコンにCDの曲をインポート。
2,シャッフルの場合は本体をUSBポートに突き挿す。
3,同期する。
以上! だもん。 (俺もよくこんな単純作業をミスしたもんだなあ)
MDはコンポ経由で音楽を入れてくんだけど、俺のコンポはメニューが英語表記でわかりにくい上に、項目がずらーっと多くて、操作中に「あれ? どこ押せば良いんだっけ」と迷子になることがあったもんな。
MDとiPodシリーズの比較2
用量差と操作性(コンポや使い手次第だろうけどね)の違いがあったのと、iPodシリーズそのものがとてもシンプルな造りが与えたインパクトがあったからじゃないかなと思う。
「スタイリッシュでシンプルなケースに収まった大容量のHDDにイヤホン挿して音楽を聴く」ってのが斬新でウケたんだろうな。
斬新、画期的。今までになかったタイプのiPodを世に送り出したApple社。
一方のMDってのは、カセットテープの進化系みたいな感じで目新しさがなかったわけだ。とは言え、操作や使用に関する安心感はあっただろうし、魅力でもあったかもしれないけどね。
結局はワガママな俺たち消費者次第?
でも、俺たち消費者ってのはワガママだから、馴染みの安心感を求める一方で、新しく、未知のものに興味を抱く好奇心のかたまりだもんな。
ましてや、「これは良い!」と判断すれば、安心感より新しい未知のものに飛びつく。
CD内の曲をデータ化することで利便性が増し、簡単にたくさんの曲を持ち運べるようにして、なおかつ主張の強すぎないけど近未来を感じさせるデザイン。
そんなiPodシリーズの登場は、長期間の馴染みがもたらすマンネリ化をぶっ壊しちゃう衝撃を与えてくれたんだな。
それでiPodは一気に消費者たちに受け入れられた。その一方で、MDは一気に存在価値を奪われて、姿を消してしまった。
まとめ
結論としては、
「馴染みの安心感をも上回るほど、優れた商品が登場したため淘汰されてしまったからMDは生き残れなかった」
と言うことかな。
わかりきったことではあるけど、
実際に具体的に考えて、文字に起こしてくとなかなかシビアな問題だよな。淘汰されるのは何も電化製品みたいなモノに限った話じゃないし。
淘汰されないように俺も頑張ろう!