にんじん
いきなり鯨肉から行っちゃうと、旨すぎて失神するおそれがあるから、とりあえずにんじんから食ってみる。
箸で掴んだ感触的に、思い切り旨いのを染み込んでるよね。植物には土ん中の水分養分を吸い取る道管ってのがあるけど、そこが旨い味付けを吸い込んでんじゃねえかってくらい染み込んでる。
食べる前から旨いのを想像して、居ても立ってもいられなくなって、一気に口に放り込む。歯がいらないくらい柔らかい。
うんめえな、おい!
食ったのは夜9時過ぎごろだっただろうか。にもかかわらず、危うく丼飯をかっ喰らおうかと思うくらいだった。
こんにゃく
さらに段階を刻んで、こんにゃく。基本的に俺はこんにゃくという食べ物を甘く見て、軽んじているフシがある男。「所詮、主役ははれぬヤツ」と思い込んでいるのだ。
だけど、この劇団「捕鯨舩」仕込みの味わい深い演技力の前には、思わずひれ伏したね。「えっ、お前、主役じゃねえのか?」って。
「お前が主役じゃねえとすると、主役の鯨肉ってのはとんでもねえヤツなんじゃねえか!?」
鯨肉
暑さのせいか、旨さのせいか、そんな戯言を言いながら、ついに頬張る今回の主役・鯨肉様。
うんめえな、おい!
そう、俺には本当に旨いものを伝えるための語彙力が足りねえんだ。ただ、「旨いものを旨いと言う」ことしか出来ない。
俺は捕鯨舩に入ったことないし、大将がどんな人かっていうのもよく知らないけど、味について「ああだ、こうだ」やかましく言うと怒られる気がするんだ。
なので、「うんめえな、おい!」が俺の味の感想だ。あらゆる感想を凝縮したひと言だと思ってくださいませm(_ _)m
あ!
あと「ショウガ効いてるよ!」というのも言っておこう。「にんにくと唐辛子もほどよく効いてるよ!」とも言っておく。
ヒゲクジラの栄養素
原材料に、鯨肉(ヒゲクジラ)と書かれているのを見て、
何かヒゲクジラにこだわりでもあるのかな、なんて思って調べてみた。
そしたら、ヒゲクジラの仲間にはバレニンという抗疲労物質(人の疲れを抑える効果)が含まれるのがわかった。
ちなみにヒゲクジラというのは、クジラを大まかに分類する際に使用される表現みたいなものらしい。(ヒゲクジラ亜目とハクジラ亜目)
低脂肪高タンパクな上に、疲労と抑えてくれる効果がある栄養価の高い肉だとわかった。
神武天皇と鯨肉
ちょっとだけ調べてみたら、古事記に、鯨肉が神武天皇に献上されたというのが書き記されているらしい。
神武天皇といえば、わりと最近このブログにも登場したね。
他にもいろいろと調べて書いてみようと思ったが、思いの外長くなりそうなので止めておくことにしよう。
結論は、
捕鯨舩 鯨すじ煮込み ショウガ効いてるよ! は旨い!
ということである。
ありがとうございました!
ごちそうさまでしたm(_ _)m