「ねこのシータ」で充分にネコネコ状態を堪能した後、俺はさらに西へ向かった車を走らせた。
道の駅 みまの里でお買い物でもしようと考えたからである。
約30分ほど車を走らせ、目的地に着いたときには午前11時を過ぎており、俺の腹は「飯を寄越せ、飯を寄越せ」と大騒ぎしていた。よく考えてみれば、休日のお出掛け中の俺は大抵10時~11時の間には昼飯を済ませている。道理で腹が減るわけだ。
とりあえず道の駅 みまの里内にあるフードコートっぽいところへ行く。
前回か前々回訪れた際に、「ミマまちチキン」を買ったところの隣にある、「めん処 あらたえ」でラーメンを食べることを即決。
とりあえず売切れ表示「☓」だらけの券売機で、黄そば(大)の券を購入し、店員さんに「お願いしまーす」と手渡す。「出来上がったらお呼びしますので、しばらくお待ち下さい」と言われたので、お行儀よく適当なテーブルについて席を確保した。
待っていると、次第にお客さんがたくさんやってきた。
手持ち無沙汰な俺は、何気なく券売機の前に集まった人々を眺めて過ごした。
いかにも元気いっぱいな子ども。小学生くらいの少年がいて、その子の両親らしき若い男女。それから夫婦で買い物に来たらしき老夫婦。まさに老若男女様々な人々が各々「何を食べようかな」と楽しそうに選んでいた。
なるほど。なかなか活気があってよろしい。
そんなことを考えていると、「11番、黄そば(大)をご注文のお客様ー」とアナウンスが入った。慌てて立ち上がり、お待ちかねのラーメンを取りに向かう。
黄そば
きっと麺が黄色いから黄そばっていうんだろうな。
湯気と共に立ち上る出汁の香り。ラーメンと言うよりも、うどん出汁のような印象を受けた。カツオ出汁とかいりこ出汁のような、優しく馴染むような良い匂いがする。(多分厳密に言えばラーメン風そばなんだろうなと推測)
レンゲを貰いそこねたので、いきなり麺をすする。……うん、旨い!!
かなりあっさりなスープだけど味はしっかり出汁が効いていて良いのが、麺の具合とよく合っている気がするな。
それにしてもこの(大)、麺がめっちゃ多い笑
体感的には2玉くらいの感じがするけど、実際はどうなんだろう。旨いから食えちゃうけども。
メンマは少し硬めで、麺は少しほぐしきれてなくて繋がっている部分もあったが、ダイソン並の吸引力で強引にすすりきった。
この味、この量で620円なのはちょっと嬉しい。
最後は返却口におぼんごと持っていって、「ごちそうさまでした~」と声をかけておしまい。
「あの人、早いなあ」と言う子どもの声を背中で聞きながら、外へ出た。
その後、安くて新鮮な野菜(トマト、ナス、ピーマン)や、ここに来ると必ず買って帰る美味しい餃子を購入し、家路についた。
今回も結構なお手前でございましたm(_ _)m