何でも、陶板によって作られたものは2000年以上に渡って現状の色と形を維持することが出来るらしく、文化財の記録保存としては相当に優れていると言う。(大塚国際美術館のパンフレットより一部抜粋)
それに陶板によるレプリカ的作品と表現したものの、そのクオリティは凄まじく高い。
たとえばパブロ・ピカソの「ゲルニカ」も展示されているのだが、その陶板による再現においてはピカソの息子さん(クロード・ピカソ氏)による検品がなされている。
そんな陶板で原寸大に再現した作品の数々が展示される大塚国際美術館。世界26ヶ国の古代壁画から現代絵画(西洋名画)が1000点以上展示されているのだから、凄まじいボリュームが約束されている。
まあ小難しいことはここまでにしておき、ここからは美術館の雰囲気を伝えるレポートに徹しようと思う。(以下、大塚美術館と表記する)