ゲインズバラ「犬と水差しを持つ田舎娘」
断トツで引き込まれたのがゲインズバラの「犬と水差しを持つ田舎娘」だった。何でもゲインズバラという絵描きさんは、ファンシー・ピクチャー(空想で生み出した要素あるいは話の筋を含む風俗画)という描き方を好む人だったらしく、それが独特な魅力をもたらしているのではないかと思った。
愛らしくも淋しげな少女と子犬。少女の憂い顔に射抜かれてしまった。そして、何より犬が可愛い。
同じフロアに飾られていた同じくゲインズバラの作品を観て、「ははん、さてはゲインズバラは犬好きやな」と嬉しくなった。
帰宅後調べてみたら、展示されていた作品の他にも犬が登場する絵が多数あることがわかり、「うちのプラムも描いて貰いたいなあ」と思った。