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【蕎麦】「蕎麦をたぐる」という言葉を覚えたての男が橋本そば 川島店で蕎麦をたぐる話【粋人ごっこ】

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図書館巡り 西ノ陣を終えた俺は猛烈にお腹ペコペコに苛まれていた。

しかし、行こうとするラーメン屋さんが軒並み休みや満席で、入れない状況が続く。ラーメンは諦め、別のものを食べることに。そこで思いついたのが、

蕎麦をたぐってみるか!(* ̄ー ̄)

だった。最近マンガで覚えたばかりの言い方だ。「どっかで使ってみたいなあ」と思っていた矢先のことである。

そうなると、根っからのお調子者な俺。

気分はすっかり粋人粋な江戸っ子の顔つきとなった俺が向かったのは、

橋本そば 川島店

時刻は昼九つ(昼12時)四半時(30分)ほど過ぎた頃。

あっし(とくひまでぇいすけ)はようやく好みの蕎麦屋に辿り着きやした。

この蕎麦屋は、毎年年末に年越し蕎麦を持ち帰りで買って帰る店でサァ。

数年前に職場の旦那に連れてきて貰ってからというもの、「蕎麦って言ゃ、橋本そばでぃ」という塩梅で、あっしの脳裏に刷り込まれてるほどでぇ。

てやんでぇ!オイラは蕎麦食いに来たんだっての !

そんな顔をしながら、いつものように店員さんに笑顔で会釈しながら入店。

一等隅っこの席にドッカリ腰を下ろしたあっしは、おもむろに品書きを見やりしばし熟考。

ココだけの話、あっしが作成した品書きでサァ

そして、自身の空きっ腹具合いと相談しつつ、「生そば」と「ミニ天丼」を注文したんでサァ。

音の出る、薄い箱型の動く連続写真にはキンコンカンコンと鐘を鳴らす、のど自慢大会。何気なくそれをぼんやり眺めながら、そばと天丼がやってくるのを待っていやした。

「これ以上我慢できねえ」と言う頃、店員さんが「お待たせしました」と愛想良く「生そば」と「ミニ天丼」を持ってきて下すった。

んん? 何で蕎麦が2つもあるんでぇ?

だが、あっしはコマけぇことは気にしねえ。少ないより多いほうが良いに決まってラァ。いきなり蕎麦つゆをぶっかけてみようと写真左上の陶器を握った。

あぢぢぢぢぢッ

何でぇ、この熱さは。。。あっしの小さいお手々が真っ赤になっちまった。。。だが、あっしは小粋な江戸っ子。コマけぇことは気にしねえ。手をガンガン軽く火傷するのも構わず、そのまま蕎麦つゆをぶっかけてやった。

とりあえず左の蕎麦から制圧してやろうってんで、左から。

あまりの空腹ぶりに粋人ごっこも忘れて、蕎麦を3,4すすりで器を空けるあっし。良いねえ、西の蕎麦つゆの濃さが旅の疲れを癒やしてくれらぁ。

同じ調子で右の蕎麦も10秒足らずですすりきった。

さてさて、お次はミニ天丼の番でぃ。神妙に腹におさまれぇい!

ザクザクっとした種類の天婦羅に、甘辛いタレがかかった天丼ではなく、しっとりトロトロとした種類の天婦羅の乗った天丼でござい。

これはこれで良いもんでぃ。ホッカホカあっつあつの白飯とよく絡んでべらぼうに旨ぇ。こちとらせっかちを極めし男。口の中がどんどん火傷するのも構わず、次々に口に詰め込んでいく。

あっしは旨いもんにゃ目がなくてねぇ。箸持つ右手にまで理性が届かねえのよ。

結局、あっという間に食べきったあっしは、店員さんに愛想振りまきつつお勘定を済ませて店を出た次第でございやす。

ガラガラガラ、ピシャッ。

扉を締めた瞬間、ふと我に返る俺。すっかり粋人ごっこにのめり込んでいたのも忘れて、バリバリの阿波弁丸出し田舎者へと戻りつつ、自宅に向かうのだった。

※少し調子に乗りすぎて、いつもの数倍わけのわからない記事になってしまった。まあ、たまにはハメを外してもいいだろう。ってわけでご容赦、ご容赦。

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