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【祖谷】雲海を目指して早朝に独り山道ドライブしていく話【雲海】

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徳島県でも雲海が見られるスポットがいくつかあって、ちょうどハレとケ ホステルから近くにあったので、無人チェックアウトをした後に行ってみることにした。

近く、と言ったが車で山道を50分くらい進ませなければならない。

前夜にはあまり眠れておらず、なおかつ朝食も食べていない状態でいくのは正直しんどかった。だが、雲海スポットに適した時間帯(日の出から7時半くらいまで)に間に合う距離にいるという、絶好のチャンスは逃したくない。

ましてや、天気も味方してくれていて、雲海を見るのに必要な「前夜と今朝の温度差」「晴れであること」という運要素条件まで満たされていた。

あとは俺がそこに時間内にたどり着けるかどうかの勝負だったわけだ。

ベッドシーツの片付けなどに妙に手間取り、無人チェックアウトをしてホステルを飛び出したのは午前6時10分。

カーナビに展望台の住所を入力すると、到着予定時間が午前7時10分と出た。ナビは万が一予定より遅く到着してしまい、利用者にブチキレられるのを回避するため、大抵5分程度遅めに到着予定時間を伝えてくるものだ。

だから、実際には7時頃には到着するだろう。あとは真っ直ぐナビに従い、車を走らせれば充分間に合う。

出発直前の俺は、そうタカをくくっていた。

山道の複雑さ、不規則さを舐めていたわけではない。俺もこの1年以上徳島県内の色々な山道を移動しまくっている。

GPSが捉え損ないかねない、山道の高低差も念頭におきながらハンドルを握っていた。

※画像はイメージです※

ところがどっこい。
目的地まであと200メートルで、ナビには旗印が立っているのが見えるところまで来たとき、俺は何故か山奥の民家の前にいた。

おい、カーナビよ。お前は俺に人ん家の庭を突っ切って行かそうとしてるのか。

さすがにそんな無茶苦茶な真似は出来ないので、仕方なく一旦来た道を少し遡り、分岐点まで戻った。

パッと見るだけでも、「この先は対向車来たら地獄であること間違いなし」な狭い狭い道への入口だった。

ガードレールやカーブミラーの設置も曖昧。道の舗装は辛うじてなされているものの、台風か何かの影響なのか、木々や落下してきたであろう石たちが行く手を阻んでいた。

※画像はイメージです※

本音を言えば、
「今すぐ引き返して、家に帰り、飯食って眠りたい」という心境だった。

しかし、今年俺が雲海を見られる機会はそう多くないはずだった。

と言うのも、雲海が見られるシーズンは「3~4月、10月~12月」と限られている。12月に入れば山道は凍結するおそれがある。

この日が11月10日だから、来月まで全ての土日を使えても、6回しかチャンスはない。そのうち何回条件を満たす朝を迎えられるかの保証もないのだ。

眼前にチャンスが転がっているのだ。
手を伸ばし、掴みにいかずにいてどうする。行くしかないだろう。

行くか行かぬかではない。
行くしかないのだ。

ほんの一瞬だけ迷ったのは認めよう。だが、俺は狭い山道への分岐に向かって進んで行った。

それは転がりこんだチャンスを、しかとこの手に掴み、雲海の景色を見るために!

ガタガタと車を走らせること20分。
我が愛車・鉄の棺桶2号は、俺を乗せてドンドン進み続けていた。

※画像はイメージです※

道は一本道。迷いようもなく、ただ前進あるのみ。あとは対向車が現れないのを願うばかり。

ガタガタ。ゴトゴト。

幸い対向車が現れることなく、少し広めの通りに出た。見覚えのある道だ。

そこは、数十分前に登り始めた道だった。

そう、一か八かの勝負に出た俺は、目的地まで残り200メートルというところまで近づきながら、あろうことか「変な山道を選び進んで、元来た道に降りてくる」という大失敗をしでかしたのである。

時刻は朝7時20分。今から再び目指せば、ギリギリ間に合わないでもない感じがした。

だが、猛烈に眠いのと、猛烈に空腹なのと、猛烈に「山道を無駄に走った」ことに対するショックが大きすぎて心がへし折れてしまった。(おまけに風邪の悪化による悪寒が始まっており、帰宅後熱を計ったら38℃を余裕で超えていた笑)

「よし、もう帰ろう」

諦めて、しょぼくれて帰路に立つ俺。でも、骨折り損のくたびれもうけな結果は、そう珍しいことではない。ブログでは、省略して書かないだけで何回もあった。

しかし、どこで道を間違えたのだろう。

そんな風にぼんやり考えつつ、山を降りるために車を走らせていると、

「あっ!」

雲海とまでは言えないまでも、それなりに「雲海の浅瀬」みたいな景色の見えるところに出てきた。

ガチ雲海を期待してただけに、ボリューム不足は否めない。だけど、しょぼくれた俺の気持ちを癒してくれた景色である。

「次こそガチ雲海見てやる!」と言う気持ちにさせてくれた。

次回は靄(もや)っぽいのではなく、もっさりふわふわした雲海をお届け出来るように頑張るぞ(`・ω・´)ゞ

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