龍頭の滝から後ろを振り返ると、このようなものが見える。
龍頭の滝へと駈け寄っちゃったため、見落としていたらしい。戻って、よくよく確認してみよう。
なるほど。金剛の滝や遊歩道、展望台、龍頭の庵なるものがこの先に待ち構えているわけか。なるほど、なるほど。
そうだね、急な勾配があるルートに欠かせない棒だね。
20代だった頃には「なんだい、こんな棒。俺にはいらないやいやいやい」と突っぱねていた棒。でも、30歳になり、31歳になるにつれて、棒の重要性を知るようになった俺。
この棒があるのとないのとでは、天国と地獄。
キャリアを積んだ俺は、迷うことなく棒を手に取り装備した。
棒っ、君に決めた!!!(ピンぼけ御免)
棒を地面につきながら、一眼レフを構えて写真を撮りながら、ときたまスマホでも写真や動画を撮りながら、とにもかくにも忙しく金剛の滝などを目指して歩き出すのだった。