いきなり目の前にドーンと現れたのは、「杖無し橋」。
そして、何気なく橋の手前に目をやった俺は意外なものを発見し「えっ!?」と思わず声をあげてしまった。
杖無し橋の手前に、いきなり杖が置いてあったからだ。「杖有り橋やん」と思いながらも、「杖無しで行ってみよう」と思い、杖未装備で橋を渡った。
歩き始めてすぐ、「是より三三三段(333段)」の階段が目に入った。階段イップスの俺は、生唾を飲み込みながら、「よっしゃ、いくど!」と覚悟を決めた。
とはいえ、ここの階段は比較的緩やかで階段に対する恐怖心を呼び覚ますようなことはなかった。わりとリズミカルに昇っていけた。
途中、右手側に梵字の札が気になる木を発見しながらも、とにかく前進。