信仰心はあんまりないが、神社仏閣はわりと好きなんだな。
歴史があるでしょ。
歴史があるってことは、そこにたくさんの人たちがいたってことでしょ。
崇めた人たちや建築した人たち、参拝した人たちや境内で遊んだ人たち。そう言うのが染みついた雰囲気、空気感が何か好きなのよ。
で、いろんな神社を訪れるたびに不思議に思ってたことがある。夏休み、冬休み子ども相談室みたいなことなんだけどさ、
どーして神社には大きな木が植わってるんですか?
ってことね。絶対あるでしょ。もの凄くでっかいでっかいぶっといぶっとい木が。綱引きのやつみたいなしめ縄がまかれてて、参拝者を出迎えてくれるじゃないか。あれが好きなんだけど、なんであんな大きな木があるんだろうって不思議なのよ。
いわゆる御神木ってことなんだろうけどさ、最初から植わってたのかな? 最初から木ありきで神社建てたのかな?
御神木が先なのか、
神社が先なのか。
コロンブスの卵みたいな問答。
もしかすると、「こりゃとんでもなくデッカイ樹だから、もしかすると何かとてつもないものが宿ってるに違いない」と昔の人は思って、そういったところに神社仏閣を建てたのかな。
それか「これだけ大きく育ったってことは、物凄く長い年月のあいだ天災も起こらなかったということ。つまりご加護でもあるのだろう」と思ったからだろうか。