10月末。午前5時半、俺は愛車「鉄の棺桶3号」に乗り込み、星空に見守られながら家を飛び出した。
向かった先は、徳島県美波町にある「恵比須洞」である。
ちなみに恵比須洞というのは、
標高52メートルの岩山の内部が波に浸食され、直径30メートル、奥行き40メートルという大きな穴がぽっかり開いたもので、 珍しいイワツバメが生息しています。
また、岩山を巡る遊歩道があり、山上の展望台では、大浜海岸や太平洋の景色を満悦できます。
美波町の公式ホームページより引用
という何ともそそられる、冒険感のあるスポットのようだ。
そんなわけで今回は恵比須洞に行ってきたお話である。
平日だったため、出勤渋滞に巻き込まれないために早く出発したのが功を奏し、予定よりも非常に早く到着。付近にちょっとした駐車スペースがあるのだが、まだ午前7時半だというのに3台ほど車が停まっていて驚いた。
「まあ関係ねえや」と、愛機ペン太(PENTAX)を首から下げ、ポケットにGoProとスマホを突っ込み、車を降りた。
1年ぶりの県南冒険のスタートである。