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【金長VS金露梅】徳島一武道会 ベスト8決定戦【阿波踊りVS大野海苔】

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前回は徳島県各地から集められた精鋭たち32名が「ベスト16」をかけて激突した。とりあえずベスト16決定戦の様子を動画であげてあるので、載せておこう。

今回はベスト8決定戦~ベスト4決定戦までを書き記すことにしよう。

まずはベスト16の面々は以下の通り。

画像

さて、早速ベスト8決定戦スタート!

金長まんじゅう選手VS金露梅ゴールド選手

金長まんじゅう選手

打倒伝統をかかげる金露梅ゴールド選手。1回戦では、ハレルヤ一族のゴールデン次男坊こと金長ゴールド選手を見事に倒したが、連続でハレルヤ一族と戦うことになった。勢いに乗る金露梅選手だが、対する金長まんじゅう選手もマンマローザ選手を圧倒して存在感を見せつけている。注目の一戦。

金露梅ゴールド選手

戦いの火蓋が切って落とされた!

電光石火の金露梅ゴールド選手。ゴングが鳴り終わるより早く、強烈な右フックを金長まんじゅう選手の顔面に炸裂させるも、金長まんじゅう選手は冷静に立て直して返す刀で打ち下ろしの右拳。

それをもろに喰らってしまった金露梅ゴールド選手。たまらずダウン。何とか立ち上がろうとする金露梅ゴールド選手。だが、定まらない足元。ふらついている。レフェリー、駆け寄り両手を交差して試合を止めた。

ハレルヤ流を背負いし者の誇りが気高い勝利をもぎ取った。

阿波すだち鶏ささみカツ選手VS金長PREMIUM選手

ささみカツ選手


今大会屈指の攻撃力を誇る阿波すだち鶏ささみカツ選手(以降ささみカツ選手)と、同じく一撃の威力には定評のある金長PREMIUM選手が激突。

金長PREMIUM選手

強者同士の一戦に沸き立つ会場だったが、試合開始のゴングが鳴ると同時に静まり返るのだった。激しく、熱い打ち合いを期待する観客たちの思いとは裏腹に、勝負は一瞬のうちに終わったからである。

ささみカツ選手が放った左のハイキックが金長PREMIUM選手の顔面を捉えた。往年のミルコ・クロコップを彷彿とさせる強烈な一撃だった。

あおりいか選手VS鬼スコ選手

あおりいか選手

今大会優勝候補筆頭と言われる、あおりいか選手と1回戦で強烈なアッパーでKO勝利を決めた鬼スコ選手。KO必至の一戦!

みまからあられ選手戦でのド派手な攻撃力に隠れてはいるが、鬼スコ選手最大の魅力は高いディフェンス能力。元来は相手の攻撃を受け流す柔らかなブロッキングやカット(相手のローキックに対して脛や膝で受けてダメージを返す)を使いこなすテクニカルな選手なのだ。

鬼スコ選手

総合的に桁外れの強さを誇るあおりいか選手に、鬼スコ選手がどこまで戦えるのか。

試合開始直後からジャブやローキックを細かく当てていく鬼スコ選手。しかし、あおりいか選手も非常に高い防御力を誇るガードの硬い選手だ。クロスアームブロックでダメージを最小に抑えつつ、ジリジリ距離を詰めていくあおりいか選手。

時折突き出す前蹴りが効果的に鬼スコ選手の体力を削っていく。あおりいか選手の鬼スコ選手対策は完璧なように思えた。1回戦で見せたアッパーを打たせないよう、リーチの長さを最大限駆使しつつ一方的にダメージを与え続けたあおりいか選手。鬼スコ選手、力尽きダウン。無情にも進むカウントダウン。10カウント内に鬼スコ選手が立ち上がることはなかった。

マンマローザ京抹茶選手VSあらたえエール選手

1回戦で敗れた兄マンマローザ選手の思いを胸に2回戦平目選手に挑む、マンマローザ京抹茶選手。普通に日々を過ごしていたなら、決して交わることのなかった両選手。

銘菓とエール。果たして強いのはどちらか!

マンマローザ京抹茶選手
あらたえエール選手

下馬評では、圧倒的優勢とみられる「あらたえエール選手」。何しろ、あらたえエール選手は優勝候補の一角と言われている選手だ。マンマローザ京抹茶選手は、そんな下馬評をひっくり返し、見事下剋上を果たすことが出来るのか。

セコンドで見守る兄・マンマローザ選手の目の前で、ふたたび花を開かせることが出来るのか!?

ところが、諸事情により「あらたえエール選手」は急遽欠場。代わりに1回戦で「あらたえエール選手」と戦った、平目選手が戦うことに。

平目選手

試合開始のゴングが鳴った。

勝負は一瞬だった。真っ向からの打ち合いをすべく、試合開始直後から襲い掛かった、マンマローザ京抹茶選手。先手必勝。すべてはこれに尽きた。2倍以上の差がある素早さにものを言わせ、2倍以上の差がある攻撃力にものを言わせ、勢いよく打ち込んだロシアンフック。これが不意を突かれた平目選手の側頭部を見事に捉えた。

マンマローザ京抹茶選手。運も味方につけ、ベスト8進出。

カロリーメイト選手VS生金長選手

大塚系ドリンク軍団とハレルヤ一族という、徳島県最強クラス団体同士の激突。ある意味で夢の対決である。総合力でみれば、カロリーメイト選手に分があるように思える。しかし、生金長選手の無尽蔵の体力と攻撃力も見事だ。

カロリーメイト選手

カロリーメイト選手は、前の試合で同門対決(対オロナミンC戦)を乗り越え、ひとかわ剥けている。一方の生金長選手は、ふじ餅選手を膝蹴り一閃で完封勝利を収めるなど、まだまだ底を見せていない。

生金長選手

果たして、勝利の女神はどちらに微笑むのだろうか……。

気迫あふれる壮絶な打ち合い。ベスト8をかけた熾烈な戦いを制したのは、カロリーメイト選手。この大会に向けて、徹底して鍛え上げた防御力が活きた模様。生金長選手の猛攻をしのぎつつ、的確にボディーブローをヒットさせ、体力を奪っていった。見事な戦いぶりだった。

MATCH選手VS阿波ういろう塩選手

1回戦にうめサイダー上勝選手と熱烈な打ち合いを制して駒を進めたMATCH選手。その実力の高さは、誰もが認めるところ。大会屈指の防御力と体力。まさに鉄壁の守りを誇る選手。精度が高く、なおかつ重いジャブを的確に当ててくる玄人好みの選手。それがMATCH選手。

MATCH選手

一方の阿波ういろう塩選手はというと、1回戦でMATCH選手に勝るとも劣らない防御力を誇る、きとうゆずサイダー選手を下してきている。バランスがよく、欠点のない選手である。

阿波ういろう塩選手

異様な打たれ強さを見せ、相手の攻撃を直撃しながらも、構わず打ち返すMATCH選手。時折笑顔すら見せながら打ち返す様子は、サモアの怪人を彷彿とさせた。阿波ういろう塩選手も、それにこたえるように打ち合いに応じたものの、MATCH選手の鉄壁の守りの前に散った。

うだつ丸サイダー選手VSそごう徳島店選手

うだつ丸サイダー選手

相手のガードをものともしない、うだつ丸サイダー選手。その野性味あふれる戦い方は、たった1試合のうちに多くの観客を魅了した。実力者・月にうかれて選手をパワーで押し切って勝利したところに、この選手の凄みがあるといえるだろう。

そして、そごう徳島店選手。

そごう徳島店選手

体力で勝るそごう徳島店選手。だが、この戦いは相当厳しいものとなるだろう。一度は現役を退いた身。しかも、相手は優勝候補のひとりである。

とはいえ、リングに上がったらそんなことは言ってはいられない。

向かい合えば戦うしかないのだ。泣いても笑ってもゴングが鳴れば試合が始まる!

現実というものは、こうも厳しいものなのか。帰ってきたかつてのスーパースターそごう徳島店選手。そんな名選手だが、やはりブランクの長さが大きすぎた。うだつ丸サイダー選手の猛攻の前に成すすべなく倒されてしまった。

しかし、我々はふたたびリングに上がった、そごう徳島店選手の勇気を忘れないだろう。記録より記憶に残る一戦だったことを声を大にして言っておきたい。

令和最初の阿波踊り選手VS大野海苔選手 

ベスト8最後のひと枠を争う令和最初の阿波踊り選手(以降・令和選手)と大野海苔選手。どちらも人気、知名度、実力を兼ね備えた選手同士。試合を盛り上げてくれるのは間違いない。

令和最初の阿波踊り選手

もっとも共に一撃で試合を終わらせる力を持っているため、まばたき厳禁。

大野海苔選手

ベスト8決定戦、ラストバトル。試合開始!!!

令和選手が鋭いミドルキックを放てば、大野海苔選手も同じくミドルキックを返す。大野海苔選手が右ストレートを放てば、令和選手も左ストレートによるカウンターで迎えうつ。誰の目にもわかりやすい、力と力のぶつかり合い。

会場全体を興奮の坩堝と化す、素晴らしい一戦となった。

いつまでも観ていたいような試合だったが、先に悲鳴を上げたのは大野海苔選手の体だった。激しい攻撃の応酬。一発一発の威力に勝る令和選手の打撃が大野海苔選手を追い詰めていく。懸命に耐え、攻撃を返していた大野海苔選手だったが、最後は令和選手の渾身の右ストレートに沈んだ。

「徳島を盛り上げるんは、この俺じゃ! 俺についてこい!!!!」

1回戦同様、コーナーポストに上り、雄たけびをあげる令和選手に再び会場全体が歓声につつまれた。圧倒的なカリスマ性を感じずにはいられない。

ベスト4以降は次回更新にて!

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