大道銀天街とその周辺を探索中、小腹が空いた俺はふらふらしながら飲食店を探した。そして、気になる外観のお店を発見したので、「ここにしよう」と即決。
こうして俺は、白いピアノという喫茶店に入った。
まず階段を登ったところに玄関があるから、白いピアノは「2階」ということになる。
白いピアノ
じゃあ1階は何があるかというと、わからない。もしかしたら店の方の自宅なのかもしれないし、空いたテナントなのかもしれない。
それはさておき喫茶店の内装の雰囲気の良さよ。よくわからないスピーカーの年季の感じや、おそらく店名の基となっているだろう、白いピアノ型の本棚。
それからランタン? ランプ? 味わい深い照明もいい感じ。
窓際の4人掛けのテーブル席も「見晴らし良さそうだなあ」と思ったが、
せっかくなんで白いピアノ型の本棚の上をテーブルにしたカウンター席っぽいところに座った。
平日の10時台。お店の方もまさか丸坊主の若造が買ったパンを持ってやってくるとは思わなかったんだろうね。何か戸惑いながら出迎えてくれたよ。
時間も中途半端でさ、モーニングしかないだろうから「モーニングお願いします」と注文。(あとから気付いたことだが、このお店ではモーニングが2種類あったらしい)
改めて店内を見渡す。
お客さんは俺だけ。こんな素敵な味のある喫茶店を独占出来るのも、平日に休みがとれる仕事がゆえにやなあ。贅沢な時間。
それにしてもマンガがたくさん並んでる。景気の良かった時代なんかは、あらかた目処がたった営業マンがランチがてら長居して読みまくってたんじゃないかな。ある意味ホンマのマンガ喫茶だ。
そんな勝手な想像を膨らませてると、お待ちかね。モーニングがやってきたよ。