「一押しそうめんは?」と聞かれれば、「北室白扇印のカップそうめん」と即座に答えるだろう。優柔不断で、「好きな食べ物はなに?」と聞かれても答えられずじまいになる俺にしては、なかなか珍しいことである。
それくらい、北室白扇さんところのカップそうめんが大好きなのだ。
さて、そんなカップそうめんには、実はもう1バージョンが存在する。それは「神山ルビィ」という梅干し入りのやつだ。それを食べてみたので、それに関するレビュー記事を書いてみたいと思う。
正直、俺は「梅干し」が大好きであるが、ごはんと一緒に、おかゆと一緒に食べることはしない。梅干し入りのおにぎりも基本食べない。俺は、梅干しは単体で食べるのが大好き派なのだ。
だが、しかし……。
北室白扇さんが「これはうちのそうめんに合う」と判断しての組み合わせなわけだ。(Twitterでもアイデアを呟かれているのを見た)
だったら、それを信じて食べてみるのが正しい北室白扇ファンというものだろう。
なぜそこまで心酔するのかといえば、シンプルに「初めてそうめんを食った際に、言うとおりにした結果めちゃくちゃ旨かったから」である。
はてさて、カップそうめんと梅干しとの組み合わせの実力や如何に。
作り方は前回のノーマルタイプとまったく同じだ。ちゃんと同封された紙(美味しい作り方が書かれたもの)を見ながら、間違えないように作った。
さて、ノーマルタイプとの違いはというと、単純に「神山ルビィ(梅干し)」が入っているか入っていないかだけのようだ。重要なのは、味の違いがどれほどのものなのかということ。
俺、初めてだなあ。
梅干しを持って、「重っ」て思ったの。
それにしても出してみて驚いたのは、その梅干しのでかさと鮮やかさである。
勝手な想像で、梅干しをさらに乾燥させて、細かく刻まれたふりかけみたいな粉末になってんのが袋に入ってる感じを思い描いていたので、こんな立派なのがドンッと入ってるのには度肝を抜かれた次第。
俺の愛車鉄の棺桶3号のカギと比較してみた。
この存在感の強さよ……。赤々と輝くさまは、まさにルビー。その名に違わぬ気品を感じる。
とりあえず完成したそうめん中央にデーンと置いてみる。
ほほう……煌びやかになったじゃあないか、そうめんよ。
さて、まずは梅干しをひとかじりしてから、ぞぞぞーとひとすすり。
おのれ、そうめんよ……やりやがったな。おいおい、これはやっちまったな、おい。
めちゃくちゃ合うじゃねえか!!!!
これが「ねるねるねるね」のCMなら、満面の笑みの俺の背後でカラフルな電飾が光り輝き、ポップな音楽が流れているところだろうな。
この「梅干しは単体が最強」説を30年以上信じてきた俺が、初めてグラングランぐらついて、ひっくり返ってしまった。もんどりを打つという表現があるが、まさにそれだ。
本当のことを言うと、最初に梅干しをひとかじりした瞬間に、「あれ? そうめんに合っちゃう?」という予感が頭をよぎった。正直、白旗を上げる準備をしながらぞぞぞーしたわけである。
それはさておき、少し濃いめの出汁と梅干しの酸味が絶妙に合う。なんということだ。
衝撃。そうめんは当然旨いし、梅干しだって旨いし、組み合わせ最強じゃねえか。なんてことをしてくれたんだ、北室様。結局、一瞬で完食。
いやあ、参りました。降参、降参。マジ旨かったっす!
結論。「梅干しは単体でも、組み合わせても超絶旨い※ただし、味の感じ方には個人差があります」!!!
そして、「北室白扇印のそうめんは相変わらず旨い」!!!
以上、レビュー記事でした! 次回更新にてお会いしよう。ばいびー。