たとえばワインのソムリエとして知られる田崎真也氏の「ワイン上手 深く味わう人へのアドヴァイス」という本を読み、テイスティングとは何ぞやと言った基本に立ち返る勉強だ。
同書においてテイスティングには、「ぼんやりとした主観的な記憶ではなく、きちんとした共通性を持つデータの蓄積を重ねなければならない」と書かれている。
つまり、誰が聞いても読んでもわかるように伝えなければならないわけだ。ただ飲んで、味の感想をいうだけでは話にならない。
「なるほど……たしかにそのとおりだ!!!!」
徳嶋は猛省した。
そして、改めて味の表現を見直し、出来るところまで具体化してみることにした。
以下は徳嶋の懸命な努力の結果の賜物である!