ど・みそ 特みそこってりらーめん
その店名があらわすように、味噌ラーメンに特化したお店のようだ。
味噌ラーメン。子どもの頃、一番好きだったラーメンの種類である。あの濃厚なスープにかかれば、苦手な野菜も一瞬で美味しく食べられるようになる、魔法のラーメン。
バターがひとかけら入ってたり、コーンがちりばめられていたりするだけで「めっちゃ俺、幸せやん」と恍惚としてしまう味噌ラーメン。
でも、だんだんと味噌ラーメンを食べる機会が減っていた。理由はわからないけど、しょうゆや塩、とんこつ、徳島ラーメンなどが多くなり、それまで沢山食べていた味噌を頼まなくなってしまったようだ。
しかし、そんな味噌ラーメンばなれをした俺を、ふたたび味噌ラーメンのとりこにしうるラーメンが姿を現した。それが、東京の名店・ど・みそ。
本来であれば、徳島県にいる俺が食べるためには東京までいかなくてはならん。そのためには結構な交通費がかかってしまうわけだが、令和4年2月現在では徳島県で、しかも地元・吉野川市で1000円を払えば買えてしまう。
そう、ご当地ラーメンセレクション2号機のおかげで……。
まあ購入に関しては以前記事にしているので、気になる方は過去記事を読んでいただくことにしよう。
今回はその食レポ記事である。
まずはパッケージチェックからの、中身チェックである。
これがパッケージ。
これまでのラーメンとは異なり、完成イメージ図っぽい写真が使用されていない。
なるほど。こう来たか。たしかにこのスタイルのラーメンではトッピングを、お店に近づけるためには各自様々用意する必要がある。用意出来ても、まるっきり同じようにすることは困難だ。
となれば、「麺とスープとチャーシューをお渡しするので、あとは好きに食べるがよろし」と消費者にゆだねるのも良い手だ。お手本がないがゆえに、調理の際にいろいろと想像できる余地が生まれるというわけである。
つまり食べるまで、ど・みそのラーメンに関しては「味噌ラーメン」でること以外、なんの情報もないということ。これは楽しい。楽しすぎるぞ、ど・みそおおおおおお!
取り乱しました。続いて中身チェック。
お馴染み冷凍されてカチンコチンのスープ。麺。海苔。香味油。ふむふむ。シンプルで良い。
そして、さっそく調理スタート。
ほとんどこれまでのと同じなので省略!
完成!
いや、マジ旨そう!
めちゃくちゃ空腹で作ってたから、途中何度スープつまみ飲みしようかと思ったか笑
「いただきます」の前からもう味噌の香りが鼻孔をくすぐりつづけてきやがるぜ。
コクのある濃厚味噌。これは元来味噌ラーメン好きからすれば、最高のスープといえる。
その最高のスープには、中太麵がぴったり。がつんとモチモチした食感。ああ、旨い。
そして、存在感抜群のチャーシューをいただきます。
よく味が染みてて、旨いし、とても柔らか。
そうだなあ、このチャーシューが単品で発売されたら買っちゃうかもな。それくらい旨い。平田の哲次郎の神豚も同じだけど、冷凍にしちゃっても旨さはそのままなのかな? それともお店で食うともっと旨いのか。
ふふ。これでは「徳島県にいながら、各地の名店ラーメンが食べられる」というコンセプトがぐらついてしまうではないか。
でも、実際の店舗で食べるのが旨いだろうな。どんなにプロフェッショナルたちがスープや麺、トッピングを凄まじい技術で冷凍保存しようとも、調理するのはプロフェッショナルではない。
それも仕方ないことだな笑
四の五のと言ってしまったが、めちゃくちゃ旨いことに変わりなし。
むしろ「旨い」以外に何も表現が思いつかないから、少し論点をずらして長々と文章を積んだ感じである。
俺の中の味噌ラーメンの地位が上がってきたね。「やっぱり味噌も好きだ―!」って感じ。たしか藍住かどっかに味噌ラーメン専門のお店があったっけな。近々行ってみたいもんだ。俺の中の味噌ラーメン復古の大号令が発動した。
さすが東京の名店。おみそれいたしやした!!
ごちそうさまでした。しあわせいっぱい、大変おいしゅうございました