甕と植物と生物
巨大な甕にいっぱいの水と蓮。この組み合わせの何と癒されることか。
大谷焼の何たるかは何も語れないけども、俺の感じたことは、「素晴らしい和の文化なんだけど、決して和だけにおさまる文化ではない」ということだ。甕のなかで青々と生命力を発揮する蓮の様子などは、モネの睡蓮を思わせるし。どことなく洋風の匂いも漂わせているのも魅力的だ。
それから写真では綺麗に撮れなかったんだけども、水の溜まった甕を覗き込むと、数匹のオタマジャクシが元気に泳ぎ回っているのも見かけた。やがて大きく育ち、カエルになった彼らがげろげーろと言いながら、蓮の葉っぱの上にちょこんと乗っかっているような可愛らしい様子も楽しめるようになるんだろうな。
(ただ、水が日光で温められ、お湯になっていて心配ではあるな)
それにしても暑い。
7月に入ったばかりだというのに、もう酷暑だ。恐ろしいほどの日射が俺をつきさしてくる。(まったくの余談であるが、俺はこの翌日以降しばらく熱中症で点滴が必要な状態に陥ってしまう)
森陶器さんにて陶器の魅力を十二分に味わったあとは、いくつか他の大谷焼のお店に向かうことになるのだが、それはまた別のお話。
それでは今回はここまで。それではまた、したらなー。