俺はイベント運営に駆け回っていた友達と合流し、「物販ブースのお兄ちゃんとお話をした」という話をした。「ほなけどさ(でもさ)、その人、途中で『いってきます』とか言って、そのまま帰ってこんかったなあ」というと、友達は怪訝そうな顔をして聞いていた。
結局、その青年は四星球のドラム担当の人だったらしいことが発覚。時期などを念頭において、Wikipediaなどを調べて当てはめてみると、おそらくドラム&ポセイドン担当のモリスさん(当時新メンバーとして加入したかしてないかくらいの微妙な時期だったと思われる)のはずである。
つまり、俺はイベントのチケットもぎりとして最も失礼無礼な言動をしていたことになる。だって、そのイベントのオオトリを飾るメインのバンドのメンバーに、
「楽器できるんすか? すげっすね」
と何も知らなかったとはいえ、不躾すぎることを言ってしまっているのだから。
もちろん当時の青年(たぶんモリスさん)が、そんな出来事を覚えているとは思わない。けど、俺からすると10年以上経った今でも四星球が活躍しているのをみかけるたびに、20歳前後の自分をぶん殴りたくなるわけである。
さて、今回どうしてこんな記事を書こうと思ったか。
実はここからが本題である。