徳島駅周辺は、徳島県内でも屈指のラーメン激戦区である。
いわずとしれた名店がごろごろ並んでいるし、観光ガイドブックでも取り上げられているような「観光客御用達」なお店も少なくない。そういうところでは、いわゆる生卵の乗った、甘辛い豚バラ肉が食欲をそそる「THE 徳島ラーメン」が提供されがちだ。(おっと、あんまりこういうのを書くとお叱りを受けることがあるから気をつけねば。ラーメン通ってうるせえのが混じってるからな笑)
もっとも今では鯛出汁ベースのラーメンがあったり、昔ながらの中華そばスタイルを貫き通している店もあったりするんで、ひとくちには語れやしないわけなんだけどもね……。
で、今回訪れたお店っていうのがさ、ひょうたん島クルーズを満喫して、下船して、「次はどこへゆこうか?」と元来た道を歩いていたときに、たまたま発見したお店なわけ。
というか、徒歩でなければ俺には見つけることすら出来なかったであろうお店。
それが、
味宗
もうね、店の佇まいからして、つい引き込まれてしまうオーラを感じたね。帰宅後調べてみたら、めちゃくちゃ老舗の有名店で、徳島県でタンメンを初めて提供した?らしい。というわけで、この味宗といえば、「タンメン」らしい。
けど、訪れた段階では俺はそれを知らないから、メニュー眺めて、「炒麺」と書いてラーメンと読ませるヤツを一杯注文。そして、カウンター席に腰掛ける。
店内は12時前だというのになかなかの賑わい。女性3名で切り盛りしており、活気十分な雰囲気である。その雰囲気に呑まれながらも、セルフサービスのお水を汲んで飲んでみた。これで大体ざっくりと「旨い」か「誤魔化した旨い」か「不味い」かの判断が出来る。
水、うまっ!笑
ひとくち飲んだ瞬間に一切の不安が霧散したもんね。「ああ、だいじょうぶだわ」って。まあ老舗の名店ってことを全然知らないからね笑
で、しばらく待ってると、「はい、お待ちどうさまです」。
炒麺(ラーメン)
良い!
醤油ベースのあっさりスープ。ほどよいネギ。メンマ。細かなチャーシュー。野沢菜みたいなやつ。良いね。なんかスゲー安心する。
麺は少し固めなのも良いね。小麦の風味がギリギリ感じられる茹で加減も絶妙で、ひとすすりした瞬間、「ああ、うめえわ!」って安堵したもん。
クリアなスープ。とくに減量中だったからラーメンずっと控えてたので、ホントちょうど良い。優しい醤油の風味が五臓六腑に染み渡る。
食べてる間中さ、ずっと顔がにやけてしまうんだよ。これね、間違いなく次のラーメンランキング上位に食い込んでくるヤツじゃんって。マジで旨いんだけど、それだけじゃないの。なんと1杯500円。このクオリティでワンコイン。。。ゾッとした笑
俺はもともとラーメンを食べ歩くタイプではなかったから、自分なりの「ラーメンとは」みたいな七面倒くさい考えは一切ないわけ。「ごちゃごちゃ講釈を垂れさせず、気づいたら完食しちゃってた」っていうのが最強だと思ってるから。
ここのラーメンは凄い旨かった。衝撃的だった。でも、まさか老舗の名店だったとはお恥ずかしい。とはいえ良いお店に遭遇出来てラッキーだった。新町川付近をうろうろされることがある際には、ぜひとも味宗さんでタンメンでも、俺が食べたラーメンでも召し上がってみてください。
おすすめです。それではまた、したらなー。
※それにしても、ラーメンにあててる字が気になるなあ。炒麺でラーメンって不思議な感じだよね。俺の見間違いだったのかしら?