徳島駅周辺は、徳島県内でも屈指のラーメン激戦区である。
いわずとしれた名店がごろごろ並んでいるし、観光ガイドブックでも取り上げられているような「観光客御用達」なお店も少なくない。そういうところでは、いわゆる生卵の乗った、甘辛い豚バラ肉が食欲をそそる「THE 徳島ラーメン」が提供されがちだ。(おっと、あんまりこういうのを書くとお叱りを受けることがあるから気をつけねば。ラーメン通ってうるせえのが混じってるからな笑)
もっとも今では鯛出汁ベースのラーメンがあったり、昔ながらの中華そばスタイルを貫き通している店もあったりするんで、ひとくちには語れやしないわけなんだけどもね……。
で、今回訪れたお店っていうのがさ、ひょうたん島クルーズを満喫して、下船して、「次はどこへゆこうか?」と元来た道を歩いていたときに、たまたま発見したお店なわけ。
というか、徒歩でなければ俺には見つけることすら出来なかったであろうお店。
それが、
味宗
もうね、店の佇まいからして、つい引き込まれてしまうオーラを感じたね。帰宅後調べてみたら、めちゃくちゃ老舗の有名店で、徳島県でタンメンを初めて提供した?らしい。というわけで、この味宗といえば、「タンメン」らしい。
けど、訪れた段階では俺はそれを知らないから、メニュー眺めて、「炒麺」と書いてラーメンと読ませるヤツを一杯注文。そして、カウンター席に腰掛ける。
店内は12時前だというのになかなかの賑わい。女性3名で切り盛りしており、活気十分な雰囲気である。その雰囲気に呑まれながらも、セルフサービスのお水を汲んで飲んでみた。これで大体ざっくりと「旨い」か「誤魔化した旨い」か「不味い」かの判断が出来る。