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【ハレとケホステル】山奥の廃校ホステルに泊まったら俺以外に誰も泊まってなかった話 其の1【祖谷】

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「廃校をリノベーションしたカフェおよびホステルが三好市の山奥にある」というタレコミがあったのは、今年2019年11月1日のことだった。

かねてより「学校に泊まれたら楽しそうだなあ」と思っていた俺にしてみれば、非常にそそられる情報だった。情報を聞きつけた俺は、すぐさまネットからホステルに予約をぶちかますことに。

さて、その「廃校をリノベーションしたカフェおよびホステルが三好市の山奥にある」とはどんなところなのか。

そのカフェおよびホステルの名は、ハレとケ珈琲およびハレとケデザインホステルという。ホームページに書かれているのを丸ごと引用すれば、

ハレとケデザインホステルは、祖谷の入り口に位置する廃校に泊まれるゲストハウス。教室を街に見立てて家の形のベッドが6つ入った部屋と室内キャンプのスタイルで寝袋などの寝具を持ち込む部屋の二つの教室をご用意しています。

ハレとケデザインホステル

とのことだ。

もともとは出合小学校として地域の子どもたちの学び舎だったところである。

詳しくはリンクを貼っておくので、興味のある方はぜひ一度覗いてみるといい。

ハレとケデザインホステルへ

予約した11月9日は、何を隠そう俺の31度目の誕生日だった。

「誕生日を山奥の廃校で過ごすのもいいだろう」ってことで、予約したらすんなり決まった。

ホームページ上で予約状況を確認できるんだけど、当日朝の段階で「どうやら俺しか予約してないっぽいな」ってのがわかってた。

山奥の廃校に俺ひとりかあ。

でも、言ってもホステルの管理をしている人は常駐してるだろうから、完全なるひとりってわけにはならんだろう。もしかしたら、飛び込みで泊まる人もいるかもしれないし。

なんて淡い期待をいだきながら、チェックインの時間を迎えた。

チェックインと同時に砕かれる淡い期待

ハレとケデザイン舎のスタッフさんが、

「本日は他に予約が入ってないので、多分おひとりだと思います」

「一応さっき問い合わせがあったんですが、『ちょっと確認してみます』と言ってそれっきりなので、多分来ないでしょうね」

と言って笑った。

さらに続けて、

「なお、チェックアウトは明日朝10時までにお願いします。それ以前でしたらいつでも大丈夫ですので」

というので、

思わず「えっ、何も言わずに出てったら良いんですか?」というと、スタッフさんは、「ええ、私も帰りますし、明日の朝10時までいません」と言ってまた笑った。

少し説明をしておくと、このホステルには一般的なホテルにあるような受付は存在しない。土日は朝10時から夕方6時までやってるカフェに入って、コーヒーを淹れているマスターに言ってチェックインし、お金を先に支払うのだ。

つまり、このやり取りはカフェでコーヒーやジビエ料理などを楽しむお客さんで賑わう中、レジ前で行われたものなのである。(ちなみに、晩ごはんもここで食べたんだけど、それはまた別の機会に)

チェックインしたのが午後4時40分くらい。カフェが閉まるのが午後6時だから、あと1時間20分の間に飛び込みの宿泊希望者が現れなければ、その時点で俺の「山奥の廃校でひとりハッピーバースデートゥーミー」が確定するのである。

とりあえず、真っ暗になる前に校内をうろついてみようと歩き回ってみることにした。 (「誰か宿泊客が来ますように」と念じながら)

ひとり夕闇通り探検隊 1F その1

とりあえず一旦外に出て、校舎に入るところから。

校舎出てすぐの「かつて校庭だったっぽい」広場では、到着時にゲートボールに興じるお爺さんお婆さんがたくさんいた。(多分日が暮れる前に帰ったっぽい)

ちょっとわかりづらいんだけど、ハレとケデザイン舎に入るためには、↑のようなところをくぐり、階段を登って進んでいく。

その際に出迎えてくれるのは、左右の壁に描かれた絵たち。それらはすべて、この出合小学校の卒業生たちによる手描きのようだ。

そうすると真正面に階段が見えてくる。が、まだ登らない。

ひとり夕闇通り探検隊 1F その2

我慢して回れ右をして進むと、

ハレとケ珈琲

1年1組の教室がハレとケ珈琲(カフェ)になっている。

窓の上側にはこだわりの珈琲のアレコレが小さな黒板型ボードに書き記されている。(が、珈琲が飲めない俺には何のことだかチンプンカンプンである)

さらに進むと、

図書室

また校舎(廊下)に隣接するようにウッドデッキテラスっぽい空間があり、かなり広々としている。

カブトムシやクワガタの文字が掲げられた謎の箱があった。。。多分中で幼虫から成長させようとするための箱なんだろうと思う。

でも、ここ疑問に思うことがあっても、お店の人はカフェのほうで忙しそうにしてるから聞きづらいんだよな笑(実はカフェ、めちゃくちゃ繁盛していて席がなくなるくらいだった)

↑がウッドデッキテラスから見たハレとケ珈琲(1年1組の教室)ね。

まあご覧の通り、廊下はほとんど吹きさらし状態なんだ。(台風のときとか大丈夫だったのだろうか)

そして、2Fへと続く階段を……。

いかん。。。1Fだけでページをいっぱい使ってしまった。。。

本題は2Fだし、夜の時間帯だというのに笑

まあ今回は長い長い予告編だということで。次回に続く。。。

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