香りを確かめる。良い香り。
さて、いただきます。
ふははは!
良いね、さつまいもの風味が豊かだ。ほのかな甘み。柔らかな口当たりで優しい印象だ。
ちなみにこの里娘はアルコール度数が25度と比較的穏やかで、呑みやすくなっている。
ふむ、これなら同じく優しい甘さの川田まんぢうとの相性も良さそうだ。期待が高まるね。
さて、これで最後の川田まんぢう。
貴重な貴重な15個。ひとつひとつありがたくいただきながら、里娘とのマリアージュを楽しむことにしよう。
まずはひとくち。
口に広がる優しい甘さがとけてゆく。
追いかけるように里娘ロックを口に含む。そして、一旦停止。全神経を鼻と口に集中させる。
優しく柔らかなまんぢうの甘みに、そっと寄り添うように駆け寄る里娘。
舌のうえで川田まんぢうと里娘ががっちり手を組んだ。これは良い。合う。
「もしかしたら、お互いの個性同士がぶつかるんやないか」という不安があったが、杞憂に終わった。
余計なもののない、突き詰めたまんぢうに、同じく突き詰めた芋焼酎がビタッ!と合った。
これはもっと早く出会っていたかった組み合わせ。後悔先に立たず。とはいえ出会えて良かった。いつか川田まんぢうが復活したときの楽しみがひとつ増えたってことで。
それでは、甘味晩酌の続きをしわしわ嗜むので今回はここまで。
それではまた、したらなー。