徳島県で最初に道の駅が出来たのは1996年。
当時の「るるぶ」を買って読んでみたら、どうやら「道の駅貞光ゆうゆう館」が県内第1号だそうだ。
さて、有益な豆知識を披露したところで本題に入ろう。
徳島県内を車や足で走り回ること約1年が経過した。
その間で立ち寄った道の駅は全部で16ヶ所。徳島県内にある道の駅が16ヶ所。
そう、令和元年5月10日現在、徳島県内にある道の駅すべてに立ち寄り済みなのである。
そこで今回は「俺が大好きな道の駅ベスト9」という、どこでもやってそうな企画だ。(「16ヶ所しかねえんだからベスト16でもいいじゃねえか」という声もあるだろうけど、ここはベスト9でやらせてください。お願いします)
さあ善は急げ。早速はじめていこう。
第9位 道の駅 鷲の里
お坊さん☆☆☆☆☆☆☆☆
外 観 ☆☆☆☆☆
説 法 ☆
真っ赤でよく映える橋があったり、迫力ある木彫りかなんかの鷲(?)もあるしで、なかなか見どころのある道の駅だ。
施設自体も結構広く食事処があったんだけど、やたら団体さんが多かったらしく俺が入る隙はまるでなかった。(結局別の道の駅周辺で買った「はんごろし」をかじって飢えをしのいだ)
太龍寺に続くロープウェイがあるからか、やたらお坊さんが歩いていた。そのうちの誰かが、部屋で説法みたいなことをやってるのが聞こえてきた。
第8位 道の駅 わじき
味 噌☆☆☆☆☆☆
接 客☆☆☆☆
比較的こじんまりとした道の駅で、物静かでゆっくりと店内を見て回れる。
店員さんに「お土産は何がオススメですか?」と質問してみたところ、わざわざ出てきてくれて説明してくれるほどに親切だった。
オススメされた瓶詰めの味噌を3種類買ってみたんだけど、美味しかった。
ただ公式サイトというリンクをクリックしたら、Not Foundだったので8位です。
第7位 道の駅 公方の郷なかがわ
野球愛☆☆☆☆☆☆☆☆
駐車場☆☆☆☆☆
県南部で遊びまくって帰ってくる途中に、必ずと行っていいほど寄る道の駅だ。
めちゃくちゃ広い道路を軽い渋滞に巻き込まれながら進む中で見えてくるオアシス的存在。
阿南市ってところにあるんだけど、この阿南市は徳島県でも相当野球に熱い地域。だから、88ヶ所参りにかけて勝手に89ヶ所目としてこの道の駅を売り出してるんだから。(無粋な説明をすると、89は野球にかけてあるんだろうね)
たしかここでは鰻丼が食べられるんだけど、俺はまだ未食。。。(そこのおぶげんしゃさん、この鼻垂れにおごっておくれよ)
そのかわりに食べたのが何の変哲もないシンプルなたこ焼き。
でもね、長時間の運転と遊びに遊んで疲れ切ってるところに食べたら、本当にご馳走だよ。
ただし、名物でも何でも無い、普通のたこ焼きなんだけどね。旨い。
第6位 道の駅 貞光ゆうゆう館
散 歩☆☆☆☆☆
ワ ニ☆☆☆☆☆☆
駐車場☆☆☆☆☆☆
ここは最初に言ったように、徳島最古の道の駅。
国道192号線を西に向いて走り、剣山や祖谷方面に行く途中にあるので重宝している。
駐車場も広く、停めやすい。トイレもたくさん並んでいて勝手が良い。
ここの魅力は何と言ってもグルメでしょう。
少しお値段は高かった気がするけど、ワニの肉が食べられる道の駅だ。
俺も一度だけ食べに行った。詳細は過去記事を読んでもらいたいけど、それが旨い。
歩道橋を渡れば、結構広い広場があり、吉野川を眺めながら散歩なんて楽しみ方も出来る。
絶賛するほどではないにしろ、接客もにこやか。
粗を探すのが難しいほど、総合的にバランスの取れた道の駅だと思う。
第5位 道の駅 みまの里
野 菜☆☆☆☆☆☆☆
グルメ☆☆☆☆
清潔感☆☆☆☆☆☆☆☆☆
2019年5月10日現在においては、徳島県では最新の道の駅。
当然施設も綺麗で、何だか洗練された箇所もよく見られる。
ミマまちチキンというご当地グルメっぽいのも打ち出して、流行らせていこうという気持ちも垣間見え、「頑張ってんな、頑張れ、応援させてもらうよ」という気持ちにさせてくれる。
ところが、肝心のミマまちチキンだが、たしかに旨いは旨い。
だけど、他の鶏のから揚げとどう違うのかと問われれば、俺にはよくわからなかった。からあげクンなどとの差別化をはかっていただければ、もっと売れるんじゃないかと俺は思っている。
俺の記憶が正しければの話だが、鮮度のいい野菜が高騰していた時期にもかかわらず少しだけ安く買えた気がする。(阿波食ミュージアムと混同している可能性あり)
またミニ餃子が大量に入ったのを買って帰ったんだけど、それがまあ旨かった。
安くて旨い。最高だ。
第4位 道の駅 日和佐
接 客 ☆☆☆☆
グルメ ☆☆☆☆☆☆
トイレ ☆☆☆☆☆☆☆☆☆
年がら年中賑やかな道の駅だろう。近くには厄払いで有名な薬王寺があるし、日和佐うみがめ博物館カレッタや大浜海岸もあり、とにかく広い駐車場には常に数台停まっている。
また、俺は利用したことはないが、足湯があるのも特徴。
それからラーメンや豚丼、焼きそばなどを売っているお店が並んでいて賑わっている印象。
ただ何より俺が評価しているのは、ここのトイレだ。
まず早朝(と言っても午前7時台)でも利用できるうえに、真冬なら便座がポカポカ温かい。しかも、有線放送が流れていてゴキゲンで用をたすことが可能だ。
そして、何を書いてあったかは実際に行って見てもらいたいんだけど、何やら面白そうなことが書かれた張り紙があるのでご利用の際はぜひ読んでもらえたらなと思う次第。
第3位 道の駅 大歩危(ラピス大歩危)
接客☆☆☆
妖怪☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
宝石☆☆☆☆☆
祖谷のかずら橋などに観光に行く際に寄ってみると、なかなか楽しめる。
というのもこの道の駅内には、妖怪屋敷なる施設があって見ごたえがあるのだ。
しかも、ゲゲゲの鬼太郎などでお馴染み、水木しげる先生公認の妖怪スポット。
実際チケットを買って入場してみたが、たくさんの妖怪を模した人形であったり、イラストであったり、水木しげる先生や荒俣宏先生の直筆サインなどのお宝を見ることが出来る。
それから宝石(原石)の展示もされており、ガラスケースで輝く綺麗な石を見ることも可能。(幼少期に伯父と化石や鉱石を探しに冒険をしたことがあり、実は石にも興味がある俺としては、何気に楽しく眺めることが出来た)
妖怪ウォッチやらゲゲゲの鬼太郎やら、妖怪関連の有名キャラクターたちとのタイアップも少なからずあったようで、お子さんと一緒に訪れて楽しい道の駅であると推しておく。
うろ覚えだが、フロアが広くて綺麗で洗練されていたような気もする。
第2位 道の駅 第九の里
接 客☆☆☆
展望台☆
思い出☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
評価の半分くらいが強烈な思い出補正であることは否定できない。
が、施設の端っこにある飲食できるスペースのおばさんは非常に優しかった。
昨年は「鳴ちゅるうどん」と「アメリカンドッグ」を食べたが、それも旨い。
道の駅施設自体はさほど大きくないが、敷地内や歩いていける程度の周辺には「ドイツ館」や「賀川豊彦記念館」、「物産館」「情報コーナー」、「ベートーヴェン像」があって、なかなかバラエティに富んでいる。
ちなみに少し階段をたくさん歩くことになるが、展望台に行くルートがある。
たぶん片道400~500段くらいの緩やかな階段を使った先に展望台が見えてくるんだけど、その最上段から見える景色の汚いこと汚いこと笑
というのも、展望台からは景色をガラス窓越しに見ることになるんだけど、掃除がまったくされておらずめちゃくちゃ汚かったのだ。常にそうであるとは思わないが、少なくとも俺が行ったときには小煩いお姑さんなら泡吹いて失神するほど汚い窓だったのが思い出深い。
俺が遠い県外からの観光客なら嫌な思い出として残り続けただろう。
あと駐車スペースが少ないのが欠点。(道の駅から見て、道を挟んだ反対側に第二駐車場的なスペースがあるので、実際に駐車出来るスペースは言うほど少なくないが、「極力歩きたくない」人たちからは不評の声を聴くことがある)
第1位 道の駅どなり
接客☆☆☆☆☆☆
グルメ☆☆☆☆☆☆☆☆☆
コミュニティ☆☆☆☆☆☆☆☆☆
当ブログを細かく読んでくださってる方なら、薄っすら気づいていたかもしれない。
なぜなら、このブログで最も多く登場している(はず)道の駅だからだ。
まず接客が最高だ。いらっしゃる店員さん軒並みにこやか。軒並み親切。
SNSでの告知、誘致は当たり前な上にフォロワーとのやりとりがかなり充実している。お客さんをかなり大事に、そして、身近にしているという印象が強い。(ずいぶん前にも書いたけど、俺がメールで質問した際もめちゃくちゃ返信早くて丁寧だった)
道の駅どなりのTwitterアカウントを見てもらえばわかるんだけど、フォロワーさんたちが頻繁にリピーターとしてやってきているんだ。立地、駐車場の具合というような物理的な立ち寄りやすさのみならず、精神的に「また寄っていこう」「寄りたい」と思わせる接客があるのが大きい。
そして、旨いものが食べられるのもポイント。しかも、一時期はジビエを使ったメニューなんかも頻発していて、その都度食べに行っていた。(猪肉うどんや鹿肉丼など)
また、建物の構造のユニークさにしても、「名物たらいうどんの体験コーナー」にしても、しょっちゅう行われる「発動機運転会」にしても、施設内にさりげなく置かれたインベーダーゲームにしても、「訪れた人を喜ばせよう」「楽しませよう」という工夫があるような感じ。
施設内に恋愛成就の神社があるのも面白いし、他の道の駅にはなさそうな試みだ。(ガチャガチャで占いができるのも面白い)
まだまだ魅力が書ききれておらず、伝えきれていないが、とりあえず以上が道の駅どなりが俺が大好きな道の駅の第1位である理由だ。
まとめ
大好きな道の駅に関してはいくらでも感想が書けるんだ。
それこそ変な演出を混ぜ込めば、原稿用紙10枚や20枚は余裕で突破出来るくらい書ける自信がある。
問題は「大好きではない」ところのことを書くのは難しい。よくわかってなかったり、何か印象深い出来事が起こったわけじゃなかったりするからね。
それに、ランク外の道の駅すべてがそうではないんだけど、なかには「うーん、これはどうなんだろうなあ」という感じのところもあったのだよ。
でも、それをここで吐き出してしまうと、読んでくださってる方たちが嫌な気持ちになってしまうかもしれないと判断し、ぐっと飲み込むことにした。
正直、「もう二度と行かねえ」と思ってるところもあるっちゃある笑
俺も接客のアルバイトしたことがあるから大変さもある程度はわかってるつもりだし、「お客様は神様」なんてのは店側が捉えることだと思ってるから大抵のことは気にもしない。
ただ「いらっしゃいませ」「ありがとうございました」くらいはあってもいいよね。他県からのお客さんもいるんだから、挨拶くらいはしよう。ただそれだけ。