今回おじゃましたのは、神山町にある「かまパン」と言うパン屋さん。
大の和食党を自称しながら朝御飯はトーストな俺。パンも大好きなので、ずっと気になってて、ようやくいけたのでその記事を。
かま屋食堂と同じ敷地内にある、「かまパン」。佇まいから「旨いパンがありそう」な気配しかしないお店。早速おじゃましてみる。
ドアを開けるなり、焼きたてのパンの優しく甘い香りが立ち込め、幸せな気持ちに包まれた。やっぱりパンは焼きたてだな、と当たり前すぎることを再確認させてくれる。
あんぱんや食パンをはじめとする、様々なパンが並んでいる。
また他にも神山町の地ビールや紅茶、ジャムやオーガニックっぽい商品が並んでいて眺めるのも楽しい。さて、何を買おうかしら。。。
正直言って、目移りしかしない(;・∀・) もし仮に俺がこの日、財布に100万円持っていたとしたなら、片っ端から買ってみようとしたのは間違いない。
それほどに魅力的な食べ物、飲み物が揃っているのだ。
だが、現実は「この日、いくつかパンを買い、お昼ごはんを食べ、のどが渇いたらジュースが何本か買える」程度のお小遣いしか財布のなかにはない。
さて、悩みに悩んで財布を握りしめた俺が買ったのは……?
「どれにしょうかなあ」と吟味しながら、結局買ったのがこちら。
食パン
「焼きたてのため、スライス出来ません」という但し書きがあった。帰宅後、スライスし、トーストにして食べることに。
しっとりもちもちするのは当然として、さらにズッシリと重量感がある。「良い素材を詰め込んでまっせ」という、かまパンさんのプライドの重さだろうか。
そして、肝心の味はというと、ほのかに甘みを感じる旨さ。しっかりとした小麦の風味にプラスされた甘み。この食パンが一斤300円なら安いと思った。
プチパン
4つ入り200円。もっちもちのふかふかのパン。何もつけなくても、ふんわりとしたほのかに甘い風味が楽しめる。シンプルだけど、パンっぽいパンで好きだな。
フレンチトースト
何となくお上品な甘さがたまらない逸品だね。パン耳には心なしか焦甘い味があって、良いアクセントに。学生にも人気のパンだそうだ。じゅくじゅくにとろけるタイプのも好みだが、こういうしっかり者もタイプである。(伝わるかなあ笑)
あんぱん
真っ二つにしてみたら、なかにはたっぷりつぶあんかな。これまた甘すぎない、和風でおしとやかな甘みが良い。表面のゴマたちの香ばしさがたまらない。
YAMAYAMAKURUKURU
地ビールだね。神山町は梅や梅干しが名産なんだけど、それに着目した新しいビール。パッケージのデザインが非常に可愛い。神山町の完熟梅、赤紫蘇、塩、神山町の生小麦を使った逸品。梅のクエン酸が疲れをぶっ飛ばしてくれそうだ。
帰宅後、キンキンに冷やして呑んでみた。
ビールの苦味は控えめに。梅の甘酸っぱさが全面に顔を出す味わい。かすかに苦く、たしかに酸っぱい。ビールの苦味が苦手な人でも呑めるんじゃないかな。
また店内には面白そうな配布物がたくさんあって、いろいろいただいてきた。
パン屋さんによる、「発酵」の話がわかりやすく、細かく書かれている。
自家培養発酵種っていうのは、かまパンで育てている酵母や乳酸菌などの菌の集まりのことらしい。一般的には「天然酵母」と言われるレーズンと小麦粉から作られたもので、かまパンの肝中の肝というもののようだ。
また、酵母や乳酸菌などの菌が共存する集合体のことを「種」というらしい。
とまあザックリ書いたけど、このようなタメになって「ほうほう」と思わず読み込んでしまうようなことが書かれているのだ。
そして、この日と前日には夏休みの企画として、「サマーディナービュッフェ」が行われたらしい。「旬の野菜や焼肉などを自由にまいて食べる手巻き寿司&生春巻き!」「稲わらで焼いたまぐろのカルパッチョや骨付き鶏のフライドチキン」などが食べられたらしい。
なるほどね。店先の広場中央にあったアレはそういうことだったのね、と合点。
かまパンに行ってみて一番驚いたのは、実はこういう配布物のクオリティの高さだったりする。俺がそういう仕事をしているからっていうのもあるけど、とくに「かま屋通信」という毎月発行されているらしき新聞っぽいのなんて、相当本格的だからね。
パッと見だけじゃない。記事もしっかり書かれているし、この号では地元高校とのタイアップ企画(?)に関することが細かく、面白い視点で書かれている。
パン屋さんだけに記事に妥協はないということか。……30歳をすぎると、ダジャレめいたことが言いたくなることがわかったところで、おしまい!
なお、店内の撮影許可がいただけたのでパシャパシャ撮らせていただいた。かまパンさん、どうもありがとうございます(*´∀`*)(あのとき「ブログしてるんですが~」とレジで声かけたキャップかぶったメガネのチビおじさんです笑)