滝を目指してひたすら歩く俺。道中に不気味な貼り紙におののいたり、道の上で砕け散った落石にぞっとしたりしながらも進んでいくと、遠目に滝らしきものが見えてきた。
思わず駈け寄っちゃったもんね。
めちゃくちゃ格好いい石碑があった。青石っぽい感じが、竜のうろこをイメージさせる。(シェンロンのイメージかしら)
よし、まずは龍頭の滝に到達。
ちなみに龍頭の滝は「りゅうずのたき」と読む。(これを聞いて、「頭頭」が思い浮かんだ人がいたら、話が合いそうだ笑)
いいね、いいね。水量も申し分なし。やっぱり滝は水がたくさん流れて、生命力爆発させてるのがいい。ちょろちょろ流れてるのも可愛いけど、やっぱりドバドバ迫力があるのが嬉しいね。
ほら、栃木県に竜ノ頭の滝ってあるじゃない。相当凄いから、こっちの竜も頑張っておかないと。
なんでもこの龍頭の滝では、空海が修行したとか何とかっていう伝説があるらしい。ここで滝行でもしたのかな。
滝としめ縄って不思議なほど似合うよなあ。
有無を言わさず「ここは特別な場所なんやな」と突きつけられるほど、ピシッとする感じ。ただでさえ滝のような、自然の神秘そのものみたいなところは雰囲気があるから、そこにしめ縄を張れば荘厳さ倍率ドン、さらに倍、みたいな。
まあ、こういう綺麗な自然のところでさえ、わざわざゴミを捨てていく輩もいるんだけどね。(以降、自主規制。。。)
少し小ぶりなガラガラとお賽銭箱。そして、
泥まみれになり、ドロえもん状態になったドラえもん。あとは、
これなんて言うのかな。しめ縄からぶら下がるボンボリみたいなやつが、地面に置いてあるんだ。ストック?
ちょっと探索するだけで結構楽しめた龍頭の滝。
だが、まだこの日の滝巡りが終わったわけではないのだ。
そう、まだ金剛の滝にはたどり着いてないのだから。
龍頭の滝から後ろを振り返ると、このようなものが見える。
龍頭の滝へと駈け寄っちゃったため、見落としていたらしい。戻って、よくよく確認してみよう。
なるほど。金剛の滝や遊歩道、展望台、龍頭の庵なるものがこの先に待ち構えているわけか。なるほど、なるほど。
そうだね、急な勾配があるルートに欠かせない棒だね。
20代だった頃には「なんだい、こんな棒。俺にはいらないやいやいやい」と突っぱねていた棒。でも、30歳になり、31歳になるにつれて、棒の重要性を知るようになった俺。
この棒があるのとないのとでは、天国と地獄。
キャリアを積んだ俺は、迷うことなく棒を手に取り装備した。
棒っ、君に決めた!!!(ピンぼけ御免)
棒を地面につきながら、一眼レフを構えて写真を撮りながら、ときたまスマホでも写真や動画を撮りながら、とにもかくにも忙しく金剛の滝などを目指して歩き出すのだった。
いやあ、写真で伝わるかしら? この割と急な坂道具合と、濡れた落ち葉の滑り具合。。。歩き始めてすぐに「棒持ってきてよかった~」と心底ほっとしたのはいうまでもない。
坂を上り始めてすぐ、ふたたび看板発見。いやあ、こんな親切な滝初めてかもしれない。
棒を杖にしつつ、ぜえぜえ息を切らせながら歩いていくと、
おっ、休憩スポット。気が利くじゃねえか、山!
木の実が置かれた丸テーブルと、カットされた巨大なバームクーヘンみたいな木の椅子があった。が、朝露に濡れてびしょびしょだったため、座れず笑
仕方なく、立ったまま木々を眺めて回復につとめた。
濡れた落ち葉に覆われた坂道ゾーンが終わった。
少し遊歩道感が出てきたルートを嬉々として歩いて進んでいく。すると、久しぶりに分岐に出た。
どうやら右手に進めば「龍頭の庵」、まっすぐ進めば「金剛の滝」にいけるらしい。しかし、ちらりと龍頭の庵に向かうルートを見ると、
通行止め。通行止め。。。
龍頭の庵へと続くであろう、極楽橋を見てみれば、たしかに土砂崩れとまではいかないまでも、結構足場も危なくなってそうな雰囲気がする。
なるほど。通行止め。龍頭の庵は次回以降持越し。
通行止めの看板があるのを無視して、先に進んで事故に巻き込まれるのは馬鹿のすることである。多くの人にも迷惑が掛かるので、絶対にルールを守ろう。
分岐を超え、歩いていくと……。
おっ、なんか見えた。次なる休憩場か?
いや、奥からドドド水が流れ落ちてるような音が聞こえる。。。
大変申し訳ないけど、じっくり俺なりに細かく書いてたら長くなっちゃったので、今回はここまで<(_ _)>
次回完結(のはず。多分、きっと、おそらく)
実は、龍頭の滝のすぐ横くらいに滝っぽい水の流れがあったので、動画で載せておくことにしよう。これも滝? それでは、またねー