今やすっかり愛読書となったものに、「1996年のるるぶ(なんと1000号!)」がある。「24年前のるるぶなんか読んでどうするんだw」と思って、草を生やした方もいるかもしれないね。
古いるるぶを読んだらわかると思うけどさ、ここ数年のるるぶとは比較にならないほどの情報(文量)があるんだぜ。
それこそ、「これは情報誌の限度を超えた読み物だ!」さらに「古いから、むしろ歴史的資料だ!」みたいな感じだ。
たしかに、もうすでに閉店してるお店もたくさん紹介されてたりするからさ、情報誌としてはダメかもしれんけどね。
でも、史跡や神社や寺など、これまでもこれからも変わらないであろうスポットの紹介文は圧巻。(今でも通用する内容)そして、スポットごとの歴史についての文や、いわれや伝説にも触れてたりするから読みごたえ抜群なのだ。
また、「今年(1995年)徳島県初の道の駅が誕生!」みたいな当時としてはタイムリーな内容もあって面白い。
現在徳島県内には16箇所の道の駅があるけど、一番最初にできた道の駅ご存じ?
道の駅 貞光ゆうゆう館だ。
こういう情報は、道の駅大好き野郎な俺としては非常に嬉しい。非常に美味しいネタなのだ。現に随分前に当ブログでも紹介済のネタである笑
あと、「びんび家」の写真がカラーで掲載されてるんだけど、現在の「びんび家」と異なるんだよね。そういうお店の変遷も知ることができるのも魅力だ。
それから、今では無くなっちゃったスポットの貴重な写真なんかもある。その最たるものが「鳴門の根上り松」。
徳島県鳴門市鳴門町土佐泊浦に生育していたクロマツの巨木である。砂丘上に生えたマツの根元の土砂が長年の風雨によって洗い流されて根が地上に露出したもので、推定の樹齢は200年から300年とされていた。1924年(大正13年)には国の天然記念物に指定され、1990年(平成2年)には「新日本名木100選」に選定されるなど代表的なマツの名木として知られていたが、1999年(平成11年)に枯死している
ウィキペディアより抜粋
それにまだ公園として生きてた頃の「福井ダム公園」の写真も見られる。
また、見開きでたっぷり「人形浄瑠璃」についての情報が書かれている。ここ最近のるるぶには(多分)ここまで細かくは書かれてないだろう、ってくらい書かれてて面白い。
そうそう、忘れちゃいけないのが、過去のるるぶによって、冒険中に抱いた疑問の答えが得られることもあることだね。
例えば、マリンピア沖洲で見かけた不思議なモニュメント。
それに込められた意味と言うか、由来というかが紹介されていた。「へえ、愛知県の彫刻家・花田俊彦さんが作ったんか」「白い御影石なんや」「全体は四国を現してるんやね」という具合に。
あと伝説的なラーメン屋さん「洞月」のラーメンの写真や情報を読むことが出来るのも外せない。
まとめ
24年前の情報誌とはいえ、結構面白いもんでしょ?
このブログは徳島県に関する情報をアレするところだから、徳島県のるるぶしか取り寄せて読んでないけども、各都道府県の古めのるるぶも読んでみると同じように新たな発見があるに違いない。
これぞ、温故知新ってやつなんじゃないのかな(*´▽`*)
たとえば、古いるるぶを図書館で借りてきて、いろいろ調べてみると良い自由研究になるかもしれないね。
昔と比べて変わったところと変わらないところ。変わったところは、どうして変わったのか。変わらなかったところは、どうして変わらずにいられるのか。それぞれ細かく調べてみるのもいいかもしれない。
以上、24年前のるるぶ徳島をアレコレする記事でした~。