いよいよCafe&ジビエ完全制覇への道もゴールが見えてきた。
今回食べたのは「カレー」だ。もう10回近く来店していると、注文するのも「何気なく」「右から順番に」というルーティンでこなすので、カウンターに到着するなり「すみません。カレーください」と伝える。「えーっとどうしようかなあ」とメニューを眺めることはない。
Cafe&ジビエに到着した時点で、自分が何を食べるのかは決まっていて、その場で決めるのはせいぜい自分がどの席で食事をするのかくらいのものである。
ところがこの何気なく、右から順番にというルーティンで注文したカレー。このカレーに俺は驚かされ、Cafe&ジビエというお店の奥深さを更に知らしめられるのだった。
さて、今回注文したCafe&ジビエ10品目がこちら。
カレー
見た目はシンプルでオーソドックスなカレーだ。
しかし、ひと口食べてみるとわかってしまう。「これはカレーではなく、カリーだ」と。俺はスパイスに詳しくないし、グルメなタイプでもないから詳細はまったくわからない。
でも、このカレーが様々な創意工夫を凝らし、おそらく熱心な研究の果てに生み出されたものであることは伝わってきた。というのも、独特の辛味(スパイス調合系を思わせるソレだ)があり、中辛か、それより1段階上くらいを感じさせる大人の辛さであり、なおかつほんのりと苦味があって、それが味に奥行きを与えているような印象を与えてくるのだ。
このお店はハンバーガー屋さんであり、喫茶店である。
ここまで本気のカレーが出てくるとは想定の範囲外というやつで、心底驚いた。
もっとも俺は本格的なカレー屋さんのカレーというものをほとんど知らないのだが、それでも今自分が食べているカレーが、のほほんと作られたものではないことくらいはすぐにわかった。
このカレーに関しては、お店には申し訳ないけど、ジビエ肉がどうこうとかそういうことではない。