徳島県民による徳島観光

【吉野川市】鴨島商店街 阿波踊り×屋台巡りで満喫【お祭り気分】

投稿日:2024年12月5日 更新日:

鴨島商店街の阿波踊り

相棒と意気投合して間もない8月のお話。

ふと「おい、俺の地元で阿波踊りがあるんだけど、行かねえか?」と相棒を誘ってみた。

県外出身の相棒は、まだ生で阿波踊りを見たことがないと言っていたのを思い出したからだ。相棒が何と言って返事をしたのかは定かではないが、とにかく俺たちは鴨島商店街で行われた阿波踊りを観に行った。

開始時間よりほんの少し早めに到着した俺たちは、屋台を物色しながら過ごすことにした。

小腹が空いていたので、フルーツ飴たこ焼きを買い、地べたに座って食べることにした。そういえば、相棒はチーズハットクも買っていたような気がする。

買ってきたものをもぐもぐ食べながら、他愛ない話をしていると、待ちに待った阿波踊りが始まった。ちょうど全部食べ終えていたので、人混みの中に潜り込んでみることにした。

幸い、いい感じのポジションをとることができ、俺たちは並んで阿波踊りを眺められた。相棒は、家族に見せるための写真を一生懸命撮っていた。

普段は眠ったように静かな商店街になってしまっているが、阿波踊りとなれば話は別だった。学生らしき若者たちもいれば、幼い孫を連れたじいちゃんばあちゃんたちもいた。子連れの若夫婦もいたし、数組ほど外国の方も見かけた。

老若男女問わず、国籍も問わず、多くの人々が集っていて、鴨島商店街一帯がかなり活気づいていた。

しかし、立ち見というのは、結構疲れる。1時間も経過するころには、さすがに俺たちも疲れてきたので、いったん阿波踊りから離れて、先ほど腹ごしらえしたスペース(某漫画喫茶跡の駐車場あたり)に戻って休憩をした。

「かき氷でも食おうか」ということになり、「蛇口をひねればシロップが出るのを、自分で自由にかけられる」という夢のようなかき氷屋さんの列に並んだ。

やがて順番が回ってきて、俺はとりあえずカラフルに虹色になるようにカップに盛り上がる、小さな氷の山にシロップをかけて完成させた。

うん、我ながらいい出来だ。

ふと相棒のかき氷をみると、どういうわけか真っ黒で、まるでコーラをぶっかけたように見えた。どうやらテンションが上がって、ガンガンシロップをかけていたら色の交配によって漆黒になってしまったのだという。

生まれて初めて見る、漆黒のかき氷に腹を抱えて笑った。

かき氷を腹におさめた俺たちは、クライマックスを迎えて盛り上がる阿波踊りに背を向けて、奥まった人気の少ない路地に入り、適当なところに腰を下ろして話をして過ごした。

お互いのことをいろいろ話したように思う。気づけば、阿波踊りも終わっていて、帰路につく近所の人々があたりをうろつきはじめていた。そろそろ解散だなと思い、鴨島駅のほうへと向かって歩いた。

相棒と分かれたあと、帰りの汽車の中でうつらうつらしつつ、「そういえば、だれかと阿波踊りを観にくるなんて何年ぶりだろうか」というのが頭をよぎった。強烈な睡魔と闘いながら、「どうだったっけ?」と思い返そうとしたが、やがて眠ってしまった。

というわけで、今回は阿波踊りを大満喫してきた。

阿波踊りを観たことがない相棒のためとはいえ、俺自身にとっても数年ぶりの阿波踊りでとても楽しめた。そういった意味でも、良いきっかけを作ってくれた相棒に感謝している。

今回はここまで。それではまた、したらなー。

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