すっかり回復した俺は、かねてから予定にあったオイル交換と蜂の巣駆除を済ませ、すぐに観光に出かけた。
伝統的なお砂糖・和三盆の新進気鋭店・わんさんぼん
※写真はイメージです。
目的地は「和三盆わんさんぼん」だ。
そこは和三盆を扱うお店で、干菓子作り体験などができるらしい。
テレビなどでも取り上げられ、県外からもお客さんがやってくる、これから人気上昇間違いなしのスポットだ。
和三盆とは、
主に香川県や徳島県などの四国東部で伝統的に生産されている砂糖の一種である。黒砂糖をまろやかにしたような独特の風味を持ち、淡い黄色をしており、細やかな粒子と口溶けの良さが特徴である。三盆の名は、「盆の上で砂糖を三度「研ぐ」」という日本で工夫された独自の精糖工程から来たもので、高級砂糖を意味する。byウィキペディア
実際に行ってみると、駐車場には県外ナンバーの車が何台かとまっていた。
建物はロッジを改装したような、お洒落な感じ。(招かれるがまま入ったため、写真が撮れず。。。)
中ではたくさんのお姉さんたちが、きゃっきゃと楽しそうに和三盆を加工していた。俺がぼんやりと並ぶ商品を眺めていると、お店の方が声をかけてくれた。
そこで勧められた和三盆の試食をさせてもらったり、和三盆の使い方について質問させてもらったりした。
店員さんおすすめの和三盆の使い方
お店の方いわく、「和三盆の使い方」についての質問はかなり多いらしい。
そりゃそうだよな。和三盆ってさ、普通の砂糖とは格が違うオーラ(風味も金額も)だから、どうやって使えば良いのかわからないもん。
で、その質問に対する回答は、
「砂糖の代わりに使う」という、実にシンプルなものだった。つまり、「びびらずに、素直に調味料として使う」ってことらしい。
たとえば、バター塗ったトーストにかけてみると美味しいらしい。あと、ヨーグルトに混ぜるのもオススメとのこと。
実際食べてみると、かなり違うらしい。和三盆手に入れたらお試しあれ。俺もやってみる!
そう聞いてみると、びびって持て余してしまうよりも、砂糖の代わりに使って美味しくするほうがいいね。
で、俺が店内眺めてて気になって買ってみたのが、これ。
和三盆と水があれば好きな型に作れてしまうアイテム。近いうちに試してみようと思う。他にも可愛らしい動物を模した小さい和三盆や、糖蜜なんかもあって、洒落た贈り物に良いかもしれない。ちなみにホームページから購入することも可能。コチラからどうぞ。
わんさんぼんはね、めちゃくちゃお洒落で、ステキな商品めっちゃあるからね。ホームページを覗いてみ。男女問わず「やーん、かわいー」ということ間違いなしだから。
和三盆についての質問をして、買い物も楽しんだ俺は次の目的地・「道の駅 どなり」へ車を走らせた。
目指すは「道の駅 どなり」
が、車だらけだったので、一旦通りすぎて「かねぎん坂野」で昼食をとることに。
ここに来たからには、「たらいうどん」は外せない。うどん定食を注文。それがこちら。
その名のとおり、たらいにうどんが入ってるのだよ。ボリューム満点。おにぎり2つ、漬物、鶏の唐揚げがついて、1200円。
家族連れの楽しそうな声をBGMに、ひとりうどんをすすりまくる。あー、うどんはうまいなー。ひとりぼっちで食ってもうまいなー。あと、唐揚げも抜群に旨いのでオススメ。
たらふく食った後は、来た道を戻り、多少空いた道の駅 どなりへ。
これが道の駅そのもの。中の天井がたらいを模しているからこその形だそうだ。
15分300円で使えるコインシャワーもある!(24時間使える)
これは車中泊したい人にはありがたいだろうね。他の道の駅では見たことがなかった。
で、うろうろし、施設前でやってる団子屋さん「卵月屋」へ。
満腹なんだけど、旨そうだったのでお姉さんに聞いたオススメの焼きしょうゆを頼んで、ぱくついた。もちもちした食感としょうゆ味がよく合う。
ここの団子は全部玄米団子らしい。痛風には毒って聞いたことがあるけど、旨いんで大丈夫だろう。
腹ペコで食えば、5倍増しで旨かったろうな。
さて、腹も満ち溢れたところで、本日のメイン「土柱」へレッツゴー!
土柱ってのはね、説明が難しいから「阿波ナビ」からコピペしておく。
砂礫層の侵蝕によって数十の土の柱を現出した地形で、柱状・尖塔状等の土柱が相屹立している奇勝。天然記念物に指定された波濤嶽のほか橘嶽・筵嶽・不老嶽・燈篭嶽の5嶽からなる地形は、アメリカのロッキー山脈とイタリアのチロルの土柱と阿波市にしかない貴重なもので、世界三大奇勝と称されている。参照元:阿波ナビ
駐車場がわからず、結局道沿いにある市営の駐車場に車を置き、かなりの斜度の道を歩いた。
写真では伝わらないんだろうな。。。体感では斜め45°くらいに感じられて、歩きながらふくらはぎが筋肉痛になるほどだ。
正直言って、地獄だった。帰ってきてGoogleマップでみたら200mって書いてあったけど、そんなもんじゃなかったね。
開始から数十メートルで歩きを後悔し始めたが、意地になって歩いて歩きまくった。
うねうね坂を越え、
土柱ランド別館を越え、
心臓が破れながらも何とか到着。そこから見える景色がこちら。
「ただの崖じゃん」なんて言わない!
俺の汗が無駄に感じられてしまうだろう! 嘘でもいいから「すごーい」「わあ、ステキー」と言ってくれ。デート中に格好つけた男に、気を遣った女の子みたいに言ってくれ。
ちなみにこの土柱を眺めおろせるところにはトイレはあるけど、自販機はない。くれぐれも水分を忘れぬように。(駐車場には自販機があるよ)
帰り道、汗だくで降りていってると、観光中と思わしき女性が坂を登ってきていた。
会釈して通り過ぎようとすると、呼び止められ、
「この先、土柱ですか?」
と聞かれた。「ありますけど、結構距離ありますよ。暑いし、自販機もないんで飲み物持ってたほうが良いですよ」とアドバイスしておいた。
しかし、女性ひとりで土柱を見に行くなんて、なかなか気合の入った通だね。
そんなこんなで3連休は、多少のハプニングがありつつも充分に満喫できたんじゃないかなと思う。
来週、再来週はしょうもない会議やら何やらで無駄に時間を奪われるので「どうしようかなあ」と考え中だ。