船戸大明神駐車場
船戸大明神の祠
石碑たち
で、正直ここからが正念場だった。
俺が無事に「天狗の湧き水」に辿り着いたのは、この船戸大明神駐車場から1時間以上後のことになった。
と言うのも、
天狗の湧き水の場所についての記憶があやふやで、よくわかっていなかったため、軽く迷子になってしまったからである。
結局、途中で路肩に停まり、調べた。
奥野井トンネルから約5キロほど奥へ(国道192号線から見て北側に)進むと、情報を得たのでそれを信じて車を走らせた。
すると、あった!
天狗の湧き水だ!
やった! やった!
で、触ってみた。めちゃくちゃ冷たい。県外からもこの天狗の湧き水を汲みに来る人がいるというが、さぞかし美味しいのだろう。けど、俺は飲まない。触って、顔洗っておしまいだ。
何故なら別に喉が渇いているわけではないからだ。ただ、触りたかっただけ。
ところでお気付きだろうか?
俺が記憶していたカラフルでポップな板看板が見当たらないと言うことに。
景観を損ねるから撤去されたのかな。
台風で飛んでったのかな。
そもそも俺が夢で見たのを実際にあったと記憶違いをしているだけなのかな。
さて、考えてもわからないことはさておき、問題は帰り道だ。
来た道を戻れば確実にイメージ通り帰宅することができる。だが、俺は天狗の湧き水を通りすぎ、前進することに。
道は舗装されてない剥き出しだったり、でかめの落石が転がってたり、折れた竹が横から突き出してたり。ガードレールがなかったり。