まだ真っ暗で、
車のフロントガラスがカチンコチンになるほど寒い朝5時に家を飛び出した。
目的地は、
徳島中央卸売市場
ほら、
TVなんかで威勢良くて、活気がありまくるおじさんたちが魚の競りしてたり、新鮮な魚やら何やらを並べて売ってたりするシーンがあるでしょ?
ああいうのに子どもの頃から密かに憧れてたのだよ。(実は築地にも行ってみたかったタイプ)
で、ふと数年前に営業かけに訪れた、徳島中央卸売市場を思い出し、「よっしゃ、行ったろ」と意気込んでみたわけである。
入口には守衛さんみたいな人がいて、
何となく入りづらい雰囲気。「青二才がヘラヘラ入ってんじゃねえぞ、オラ」みたいな空気を被害妄想して、
ガタガタビビりながら突入した。(※当たり前ですが、実際は何にも言われません)
青果
まず手前には青果市場が広く展開されているので、邪魔になんないようにウロウロしてみた。
誰も彼もが、
いそいそと忙しなく野菜や果物を並べたり、段ボールを運んだりして賑わっている。
予想していた以上にたくさんの人々が行き交っていて、驚いたな。
子どもこそいないけど、老若男女様々そろってたもん。
あと、めちゃくちゃミカンがいっぱい並んでた。
水産物
青果市場を抜けていくと、
魚介類の匂いでいっぱいの市場へ出る。
イベントなら、
マグロの解体ショーみたいな感じで、観客が集まってワイワイ喝采するだろうに、ここでは当たり前の光景として皆「おお!」なんて言わずに見てた。
何かよくわからないけど、
雑多な感じで「市場だからあって当然だよ」みたいに置かれている、道具も年季が入ってて良いね。
下手したら俺よりデカいんじゃないかって魚が転がってる。
競り合う男たち
この光景も実際に見てみたかったんだ。
「競り」の光景。
威勢とも活気とも違う、殺気とでもいうべきなのか、ド迫力の戦場に見えた。
近くへ言って、
耳を澄ませてみたんだけど、
ちっとも何を言ってるか聞き取れなかった。目や頭、顔は悪いけど、耳だけは桁外れの地獄耳なんだけど全然。
ちょっと何か買ってみようかと思ったけど、誰がどこの人だかわからないし、何だかおっかないし、すぐどっか行っちゃうし、
そもそもお金もあんまりないしで、結局何も買わずに市場を後にしちゃった。
でも、かなり楽しかった。
なんと言うか、ちょっとしたテーマパークで遊んだみたいな満足感があるね。あるものがことごとく新鮮そのもので、生命力が充ちあふれてるから、元気貰えた気がする。
ちなみに、
こんなのもあるよ。
市場内のお店
今回は入らなかったけど、
カレーが食べられる喫茶店やお菓子を並べて売ってたりするお店がいくつかあった。もし、また来るときはもう少し入り込んで、じっくり楽しみたい。
徳島中央卸売市場、
かなり楽しかった。