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【2400万年前の岩石】阿波海南文化村で文化的冒険した話 前編【海部】

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阿波海南文化村探索

ご存知のとおり、俺は類まれなるあんぽちんである。だが、博物館とか図書館とかをこよなく愛するあんぽちんである。

特に「古銭」「古墳」「刀」などは否が応でもテンションが上がるタイプだ。

そんな俺を大満足させる博物館がある。それが、海陽町立博物館だ。

ちょうど徳島県最南にあるラーメン屋さんを制覇するために、海部を訪れたのでついでに寄ってみることにした次第である。

どうやら博物館含む一帯のことを「阿波海南文化村」と言うらしい。工芸館や文化館などと一緒に紛れるようにして博物館もある感じだ。

ちょうど訪れたタイミングで晴れてきて、テンションが上がった俺は片っ端から「村内」の施設を覗いて回ることにした。

海南文化館(総合案内)

まずは海南文化会館に突撃。……するも、特に見るべきものはなかった。
言っても総合案内所だから特に用事がない俺がやってくること自体が意味なかったんだ笑

どうでもいいけど、何となく病院のような匂いがしていたのは何でだろう。

関船展示館

ガラガラ引き戸を開け突撃。すると、新築の家の新しい木の匂いがお出迎え。俺はこの匂いが大好きだ。

何やらデカくて、ド派手な船が展示されていた。

浅川天神社の関船っていうらしい。

ざっと説明書きを読んでみたら、これは船ではなく、舟型だんじりらしいことがわかった。つまり山車として、担がれてたものってことなのだろう。

どうやらこの辺り(海部)では、朱塗りの豪壮な船型だんじりを「関船」と呼んでいるんだって。

可愛らしくも年季の入った御輿も展示されていた。

阿津神社の御輿だって。俺、よく考えてみたら御輿担いだことないな。「わーしょい、わーしょい」ってしたことがない。どこかで機会があったら紛れ込んで、担いでみたいところだ。

出入り口付近にミニチュアの関船をひく様子を模した模型が展示されていた。こういうのって何気なく見てしまうけど、いざ作ってみようって考えると相当な労力というか技術というかがいるよなあ。

ガンプラでヘトヘトになる俺には到底出来ない。。。凄いなあ。

2400万年前の岩石

関船展示館の出入り口(外側)には、こんなスコッチエッグみたいな大きな岩があった。

この岩石は、ノジュール(団塊)と呼ばれるもので、堆積物の中を流れる地下水が化石などを核として凝結し、分離し固まったものです。(略)この岩石が含まれていたのは、今から約2400万年前の地層で、海陽町四方原字橋ヶ谷の土中から発見されました。堆積物の中で凝固する時に放射状に広がり、このような扁平な球状に固まったものと思われます。結核対じたいは時おり見つかりますが、これほど大きなものは珍しく、地層の堆積、変形、硬化などのメカニズムを解明する上で貴重なものです。

この岩石についてより

岩も面白いよなあ。2400万年前っていったら、まだヒトが人になったか、なってないかくらいだろう? つまり、この岩は、ヒトの進化の歴史と共に在り続けたってことだ。人類の同志と呼ぼう。

岩のロマンに気分が高揚した俺は、次の施設へ向かった。

三幸館

看板見っけ。何か作品の展示をしているらしい。

早速お邪魔すると立派な絵画が飾ってあった。

どれも美しい色使い、筆使いで惚れ惚れするような絵ばかりだ。誰もいないので、すべての絵を独占したような気持ちになりつつ、絵を眺めて過ごした。

充分に絵を満喫した俺は、ふたたび外に出た。

まるで小学生時代に駆け回った、渡り廊下を彷彿とさせる屋根付き廊下を歩いて次の施設を目指した。

いきいきかん

一応中に入ってみたんだけど、どうやら許可がいるっぽいことを貼り紙に書かれてたので脱出。(ルールはきちんと守りましょう!)

そのかわり施設の出入り口にある素敵なオブジェ(?)を眺めて楽しむ。

これ、アレだよね。もののけ姫に出てくる言霊だっけか? あの可愛いヤツ。

工芸館 木工 藍染め 陶芸

入ってみようと思ったんだけど、「ねじり鉢巻きの怖い職人風の無精髭だらけの無愛想なおじさんがいたらどうしよう」という持ち前の変な思考が作動してしまい、扉に手をかけることもなくスルーしてしまった。。。

「いや、入れよ笑」という声が聞こえないわけでもないが、屁理屈をこねさせてもらうと、Vジャンプ発行の攻略本みたいな「続きは君の目で確かめるのだ!」的な感じだと捉えていただけると幸い。

さて、ここからが本題中の本題。ヘイポーさん風にいえば、大メインクライマックスと言っても過言ではない、海陽町立博物館!!

だが、ここまでに寄り道をしすぎたため、次回更新に続く!

え? タイトルから察してた? ごめん!m(_ _)mハンセーシテマース

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