松浦酒造の見学に行ってきた。
担当してくれたワカバヤシさんがめちゃくちゃわかりやすく説明をしてくれて、非常に勉強になったので、そのまとめ。
予め言っておくと、寝不足でうろ覚えなので聞き間違い、覚え間違い、単なる俺の妄想が入り混じっているおそれがあるのでご注意下さい。
ルーツは300年前の海賊?
松浦酒造は約300年ほど前、佐賀県出身の海賊をしていた人が「あー江戸時代は平和だなあ、争いがねえなあ」ということで陸に上がり、庄屋さん(米などを売る人)を始めたのをルーツとする歴史ある酒蔵なんだって。
日本にも海賊がいたなんて驚いた。
酒蔵でお馴染みの球体・杉玉
この酒蔵に行くと、ほぼ確実に飾ってある巨大マリモみたいなのは、「杉玉」という。
何で飾ってあるかというと、「新しいお酒が出来ましたよ」と近所のお客さんたちにお知らせする意味合いがあるんだってさ。
その年の初めに新酒が出来た際に、杉玉を作って飾る。最初は緑色をしている杉玉だが、時間の経過と共に段々茶色になっていくらしい。
ただ諸説ありってやつで、「魔よけ」みたいな意味合いがあるとも言われてる。
実力者・山田錦
ワカバヤシさんいわく、徳島県産の山田錦(酒の原料のお米)はかなり良質で評判がいいらしい。ちなみに今年使われる山田錦は、市場町の山田錦みたい。
あと、お酒の原料となる米は炊いて食べても美味しくないらしい。
もしかしたら最初は食べる用に育ててたんだけど、他のと比べて美味しくないから、放置してるうちに発酵して、「あれ、これ使えるんじゃね?」と気づいた人が日本酒を生み出したのでは?という妄想をしながら、ワカバヤシさんの説明を聞いていた。
酒蔵にお邪魔する
それから通されたのは、今は使われていない古い酒蔵。
お酒が入っていた巨大ないれもの。
そこに書かれている数字と「検定」という文字。これはお酒にかかる税金に関する目印のようなもので、お上に「うちはこれだけの酒を作ってますよ」「これだけ作って、これだけ売れましたよ」とわかりやすく説明、報告するためのもの。
また、こういう小さないれものには木の札が付いていて、巨大ないれもの同様に数字と「検定」という文字、容量や日付などが書かれている。
販売所
最後に通されたのが、販売所。
そこにも長い歴史を感じさせるものがあった。
それがコチラ。
右端から2枚は「うちは酒を造る店だよ」「許可あるよ」の証明するもので、創業当時からあるものらしいから、2、300年ほど前のものになるね。
あとの3枚は表彰されて貰ったものらしい。その3枚のうちの真ん中のやつは、「板野郡酒類品評会」と書かれている。昔は板野郡だけで品評会が成立するくらい酒蔵があったということらしい。
ちなみにこの松浦酒造があるのは、鳴門市なんだけど、当時はまだ板野に含まれていたんだそうだ。
そこからはワカバヤシさんに日本酒についての説明を受けながら、お買い物タイム。
火を通さない生の日本酒は管理が難しいため、酒蔵でのみ手に入るパターンが多いらしい。無濾過なものもそうなんだって。
この「水ト米」という商品は海外でも高く評価され、数々の賞を受賞した日本酒。グラスに注いで飲むオシャレ日本酒。
ちなみに俺がワカバヤシさんに相談しながら買ったのがこちら。
日本酒が飲めない体質になって以来、久々の日本酒購入。やっぱりダメなら周囲にいる酒豪にあげる作戦だ。
あとレジ横に大吟醸cakeなるものが。
こんなの食べてみたいに決まってるので、合わせて購入。
ワカバヤシさん、このたびは大変お世話になりました!絶対ここは見てないだろうけど、心より御礼申し上げますm(_ _)m
ちなみに松浦酒造での見学は、希望日の1週間前からの予約が必要だ。電話でするもよし、公式ホームページにあるメールフォームからでもよしだ。
一応公式ホームページのリンクを貼っておこう。
また「松浦酒造行ってみたら?」と情報提供、オススメしてくださった 千羽嶽 さん、ありがとうございました! めちゃくちゃ楽しかったです(*´∀`*)