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【お盆休みSP】令和最初の阿波踊り 怒涛の弐時間編【南内町演舞場】

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ちょっと思うところあって、お盆休みSPは順番を変えて「阿波おどり」記事からスタートです(*`・ω・)ゞ

8月13日午後4時40分ごろ、俺は徳島駅を飛び出して歩きだしていた。目的地は「南内町演舞場」。

そう、昨年同様に阿波おどりを観に来たのだ。

昨年の記事も一応どうぞ♪

本番開始の前に腹ごしらえと軽く燃料を入れときたいと思い、屋台が並ぶゾーンを眺めながら演舞場に近づいていく。

去年は焼きそばとビールだったが、今回はどうしよう。いか焼きたこ焼きも良いな。フランクフルトも捨てがたいが……。

そうこうしているうちに、気になる屋台を発見した。「神戸牛串」の屋台だ。なるほど。ダントツで名前と見た目に破壊力があるな。よし、いっちょ景気づけだ!

ってことで「カルビ」「ロース」をひと串ずつ買い、別の店で割高の缶ビールを買った。

そして、その足で向かったのは昨年同様、南内町演舞場を越えたとこにある公園だ。そこには川を見渡せる屋根とテーブル付きのベンチがあり、去年からのお気に入りの場所なのだ。

そこでひと足先に野外晩酌を楽しみつつ、背後に集った男子高校生たちの愉快な会話をBGMにして過ごした。

半時間くらいゆったり過ごしただろうか。気づけば午後5時半。そろそろ開場の時間だ。ゴミを処理しつつ、演舞場に向かった。

係員にチケットを見せて入場。今年は何と1列目がとれたので、何も遮るものもなく阿波おどりが楽しめる。

あとは天気だけだな、と空を見上げた。

天気予報では雨の予報だったが、どうやら俺のてるてる坊主が勝利したようだ。雨は降りそうもない天気だった。

阿波おどり開始まで、カメラを用意したり貰ったうちわで涼んでみたりしていると、左隣におじさんがやってきた。

そのおじさんに話しかけてみると、滋賀県からやってきたという。前日は高知のよさこい祭りにも行ってきたらしい。カメラが趣味で、いろんなところでシャッターを切っているとのこと。

おじさんと話しているうちに、午後6時。阿波おどり開始の時間となった。

ここからは写真と動画をフル活用しながら、振り返ってみることにしよう。

音量注意
俺にうちわをくれた少女

写真を撮っていると、ちょうどこの少女が俺の前で立ち止まり、突然手に持ったうちわを渡してくれた。「ありがとう」とお礼を言いながら受け取り、パシャッと撮った1枚。設定が甘く明るすぎるな。。。

少女にもらったうちわ
連の仲間を見守る美女

一列目の恩恵を感じるとするならば、こういった「やけにアップの写真が撮れる」「近いからこそ切り取れる瞬間瞬間の表情が見れる」「場合によっては触れ合える(声をかけたり、一緒に記念撮影するパターンもある)」ことだろうか。

演舞場のバイオリニスト

健康的に日焼けした人生の大先輩が、元気いっぱいに踊りまくる様は元気わけてもらえるよなあ。本当に脱帽だ。

からあげクンを装備したローソン連
東洋大学の伊達男

徳島県知事 飯泉嘉門氏 登場 

知事や議員、有名人などが姿を現すと、大抵放送席でマイクパフォーマンスを行うのがお決まり。俺の席はちょうど放送席の真向かいのため、よく見ることが出来た。

真剣なまなざしで笛を奏でる美女

この子はまだ幼いだろうに、堂々たる踊りっぷりだったな。思わず見入った。何歳かは知らんけど、大した舞台度胸だと思ったよ。

元日ハムのエース・岩本勉氏 登場

毎度おなじみの「まいど!」をするガンちゃん

今年やってくるゲストのなかに、岩本勉氏の名前があるのは知っていたが、まさか目の前で見られた上に「まいど!」まで一緒に出来るとは思わなかった。

ガンちゃんの愛称でしたしまれた、岩本勉氏は元プロ野球選手だ。主に90年代の日ハムのエースピッチャーとして13年活躍し、通算63勝をあげた。「まいど!」はヒーローインタビューなどで彼がやっていた有名なパフォーマンスである。

今の強く華やかな日ハムからは想像出来ないかもしれないが、90年代の日ハムは俺の記憶では「ほぼBクラスで、数年おきにリーグ2位につける渋いチーム」という印象で、その当時の日ハムで63勝をあげることは今の日ハムで80~90勝あげるくらい凄いことだと思ってくれればいいかと思う。(日ハムの皆さんすみません。。。)

ニッポンハムのキャラクター ハミュー

この耳がハムで出来たキャラクターは「ハミュー」というニッポンハムのマスコットだそうだ。野球好きとしては、B☆BとかC☆Bにも来てもらいたいね。

結構気に入ってる振り付け。少女たちがうちわや手で顔を隠しながらステップを刻む。決して俺に撮られたくなくて顔を隠しているわけではない(と信じたい)

鮮やかな赤色の扇子がよく映える
良い笑顔を向けてくれた
この人も良い笑顔の大サービス

去年の阿波踊りに続いて思うのが、「やっぱりゑびす連の人たちは、とくに良い表情で視線をくれるなあ」ということだ。ほかの連の方もポーズ取ってくれたり、笑顔を向けてくれるんだけど、ゑびす連の方はめちゃくちゃサービスしてくれる。

去年のゑびす連の方

去年なんて4列、5列くらいの席で、踊り子さんたちから距離があるんだ。それなのに、こんなふうに良い表情撮らしてくれたんだよ。嬉しかったなあ。

少し見づらいけど、これは良いアイデアだと思ったね。

JR連らしい工夫で、鳴り物に踏み切りの警報機に見立ててるんだ。いわれてみれば確かに、踏み切りの警報音と鳴り物は近い音を奏でているかもしれないな。

徳島市長 遠藤彰良氏 登場

個人的には、いまだに市長というより「阿波弁バリバリのアナウンサー」時代の印象が強く残っている。

やっこ連のやっこ連たるゆえん
がんばってるな、少年

ここまで見てもらってわかるように、まさに老若男女入り乱れて踊りまくる阿波踊り。今では完全に興行的な匂いが強烈になってしまっているが、根底にあるのは盆踊り。大衆の大衆による大衆のための一大イベントなのだ。

このタコのような顔で桟敷席をぐるぐる見渡し、周囲を温かい笑顔に包み込んでいく。誰ひとり傷つけず、多くの人たちに笑顔をもたらす。

素敵な笑顔で演奏する男性
クライマックスは葉月連
良い笑顔の美女たち

午後8時、この日の阿波踊り第一部が終了。大急ぎで徳島駅へと向かっていく。

が、昨年に比べて圧倒的に客が多く、めちゃくちゃ混み合っていた。

だが、持ち前の身のこなしをフル活用し、すれ違う人全員をかわしながらガンガン駅に向かって前進。不規則にふらつく酔っ払いも、場所を気にせず阿波踊りを踊る外国人も皆かわして進んでいく。

そして、飛び乗る汽車。(しつこすぎるだろうけど、徳島では電車は走ってない)。……え? 切符は買ったのかって? 当然。午後4時40分くらいに徳島駅に到着して、すぐに帰りの切符を購入していたのだ。(駅員さんたちが「帰りは混むので、先にお買い求めください」的なことを言っていたのに気がついたからね)

午後9時40分くらいに最寄駅に到着。

駅に貼ってあったポスターを写メる。

まとめ

こうして昨年の「平成最後の阿波踊り」と今年の「令和最初の阿波踊り」を満喫することが出来たわけである。

とはいえ、残念だったのが超巨大な台風10号が大接近したせいで14、15日に行われるはずだった阿波踊り3日目、4日目が早々に中止となったことだ。

楽しみに待っていた人たちも大勢いたに違いない。聞いた話によれば、13日にしても1000人ほど船でやってくるはずだったのに、来られなくなったらしい。

来年こそは皆が充分に阿波踊りを楽しめる夏になれば良いと心から思うしだいだ。

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