前回は3時間仕掛けをたらして、一度もアタリすらないまま終わってたことを考えると大きな進歩だな(*´∀`*)
「こらー、危ないからふざけだらダメ!」
ふざける弟くんを優しく叱る師匠の声を聞きつつ、「あっ、お姉ちゃん凄い! 一気に2匹釣ってる!」という歓声を聞きつつ、「あー○○ちゃん(多分妹ちゃん)も釣れた! 凄い凄い!」と喜ぶ奥さんの声を聞きつつ、
(さすがお師匠さまのお子さんがただ。見事な竿さばき。私も早くあの境地にいきたいものだ)
などと思いながら釣りを楽しんだ。
やがて、お師匠さまご一家は帰り支度を済ませ、帰っていった。その際に師匠ご夫婦はしっかり挨拶をしてくれた。
「ありがとうございました。騒がしくしてすみませんでした」
「いえいえ、どうも」
実際のやり取りはこんなそっけない感じに終わってしまったが、この時の俺の心の声は次のような感じだ。
「いえいえ、どうも(何を水くさいことを仰いますやら。お師匠さま。お礼を言いたいのはこちらの方でございます。ご指導、本当にありがとうございました。教えていただいたご指導を胸に刻み、釣り道を邁進して参ります!)」
だ。人見知りの方ならこの感じ、わかってもらえるかな。