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【お盆休みSP】第2回 釣りキチ一四五三平 リベンジ海釣り 師匠登場編【海釣りだぜ】

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剣山を楽しんだ翌日、お盆休み2日目は午前2時起床。何故そんな早起きさんなのか……。それは海へ釣りに行くからだ!

2日目も弟・マーと共に冒険。前日が山なら次は海だ。眠さを堪えながら鳴門は亀浦港に向かった。

しかし、何やかんやあり港に到着したのは午前5時。。。釣りには少し、いやかなり遅かったようで、すでに良いスポットには釣り人たちが集まっていた。

仕方ないので、堤防のはじっこで釣りを開始。だが、釣り歴3、4回目な俺。仕掛けをつけるのに手間取り30分かかる。。。

得意のチチワ結びを駆使して、愛用の延べ竿を振るった。仕掛けはラークカゴ100均のサビキの針いっぱいのやつ。

海を覗くと魚がたくさん泳ぐのが見える。これはワクワクするね。

しかし、待てど暮らせどアタリなし。1時間くらい経ったあたりで秘密兵器を投入することに。

秘密兵器……それは「100均の釣竿」

二本の竹を組み合わせただけのソレ。ソレに弟に借りた「100均のカゴ」「100均のサビキ針」「100均のハリス」「100均道糸」合計ワンコインコンボである。

周りの釣り人たちは格好いいロッドをぶん回しているが、俺は赤く塗られた竹竿を優しく振る。うむ、俺の小さい手によく馴染むぜ

100均の竿を振るう俺

オモチャのような、単なる赤い棒のような竿を振るう。チューブのオキアミ(餌となるちいちゃいエビ)をカゴにニューッといれて、ポチャンと放り込む。

沈んでくカゴを揺すって、オキアミを散らすと魚たちが集まってくる。……が、それだけ。ただ餌をあげてるだけの時間が続いた。(弟はすでに1、2匹釣り上げていた)

その時、まさかの助っ人が現れた。

突然背後から声をかけられた。

「どうも、釣れますか?」

このあたりでは馴染みのない標準語だ。

振り返ると非常に品のある佇まいの男性がにこやかに笑っていた。

写真はイメージですが、意外と似ています

「いやあ、まったくですね。ちょっと100均の竿を試して遊んでます」

と、言ってから「今の台詞は、本当はちゃんと釣りしてるんだけど、あえて遊びを取り入れちゃって冒険中です♪」みたいな感じだと思い、恥ずかしくなった。

「そうですか。私もちょっとサビキで遊んでみようかと思いまして。隣、大丈夫ですか?」

「は、はい。どーぞどーぞ」

すると、男性は後ろに立っていた自分の家族を呼び寄せた。奥様にお姉ちゃん、弟くんに、妹ちゃんという感じ。

そこからは非常に賑やかなお隣さん一家の楽しげな会話をBGMに、再び釣りに集中することにした。(クールなお姉ちゃんとわんぱくな弟くん、真似っこ妹ちゃんのやり取りが実に面白いのだ)

しかし、肝心の釣りはと言えば全く進展なしのボウズだ。どうしたものか……。仕掛けを弄ってみるかなんて思いはじめたときだった。

「サビキはな、こうやって……」
「竿はこうやって……」

と先ほどの男性(以下お父さん)による、子どもたちへの釣り講座がはじまったのだ。口で説明しながら、実際に竿を振っての講座。瞬く間に一匹釣り上げてみせ、家族から歓声が上がった。

それを見よう見まねしてみる弟くん。お父さんの言うとおりに仕掛けをたらした。すると、「あっ、釣れた!」

まさか竿を振って1秒で釣り上げるとは羨ましいな。。。いや、それよりお父さんのアドバイスを試してみよう。

盗み聞きしたお隣さんのアドバイスを真似して、角度を意識して竿を振り、カゴを揺すり、としてみたところ初めてのアタリが!

「!?」

そして、釣り上げたのがコチラ。

17年ぶりの釣果に胸が高鳴った(17年前、宿泊訓練で釣ったの以来だ)。と、同時にお隣さん(お父さん)が俺の心のなかで、

(お師匠さま……(*´∀`*))

となったのは言うまでもない。

そして、「100均の釣竿で釣れるんだろうか」という不安は完全に払拭できた。

そこから怒濤の爆釣……とまではいかないまでも、たま~にチョロチョロ釣れるようになっていった。

前回は3時間仕掛けをたらして、一度もアタリすらないまま終わってたことを考えると大きな進歩だな(*´∀`*)

「こらー、危ないからふざけだらダメ!」

ふざける弟くんを優しく叱る師匠の声を聞きつつ、「あっ、お姉ちゃん凄い! 一気に2匹釣ってる!」という歓声を聞きつつ、「あー○○ちゃん(多分妹ちゃん)も釣れた! 凄い凄い!」と喜ぶ奥さんの声を聞きつつ、

(さすがお師匠さまのお子さんがただ。見事な竿さばき。私も早くあの境地にいきたいものだ)

などと思いながら釣りを楽しんだ。

やがて、お師匠さまご一家は帰り支度を済ませ、帰っていった。その際に師匠ご夫婦はしっかり挨拶をしてくれた。

「ありがとうございました。騒がしくしてすみませんでした」

「いえいえ、どうも」

実際のやり取りはこんなそっけない感じに終わってしまったが、この時の俺の心の声は次のような感じだ。

「いえいえ、どうも(何を水くさいことを仰いますやら。お師匠さま。お礼を言いたいのはこちらの方でございます。ご指導、本当にありがとうございました。教えていただいたご指導を胸に刻み、釣り道を邁進して参ります!)

だ。人見知りの方ならこの感じ、わかってもらえるかな。

さて、そこからは「根掛かりして凹む」「強烈な日射しに焼けていく」「遊覧船が通りすぎていく」などがありつつ、竿を振り続けた。

だが、8時を過ぎたあたりから全く釣れなくなった。それでも諦めず粘ったが、我々は10時に釣りを切り上げた。

虎視眈々と鯵を狙う弟・マー

結局、俺が釣ったのは6匹(Twitterでは7匹って書いちゃったけど、6匹だった( ̄▽ ̄;))で、全部スズメダイって魚だった。

ちなみに弟はスズメダイを10数匹アジを4匹くらい釣り上げた。

次は俺もアジを釣りたいなあ。でも、お師匠さまのおかげで楽しめたから良いや(*´∀`*)

釣った魚は帰宅後、全部いただきました♪

あと一度やりたかった魚拓も取ってみた!
(これも墨を落とした後、食べたよ)

以上半年ぶりの釣りキチ一四五三平企画でした!

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