ラーメンを食べにやってきた客でごった返す店内。
人は10数人いるが、不思議と皆静かだ。すでに食べている者。目をつむって待ちわびている者。マンガや新聞を一心不乱に読んでいる者。スマホを眺めている者。過ごし方は様々であるが、一様に沈黙しているのが印象的だ。
聞こえてくるのは、活気づいた厨房でのやり取りかテレビの音程度だった。
そんな不思議な空間で待つこと15分くらい。やってきました、中華そば(大)!!
中華そば(大)
パッと見る感じでは、結構濃厚そうな印象。でも、実際は「あれ? 意外とアッサリしてね?」っていう味。「意外とアッサリ……」からの「そこはかとなく芳ばしい醤油っぽい風味」やらが奥から顔を覗かせる不思議な美味しさ。
てんこ盛りなモヤシとネギが良い。シャキシャキ。ジャキジャキ。噛みしめるたびに「俺、飯喰ってんなあ」と気持ちが上がっていく。
また、美味しいチャーシューが2枚ほど乗ってるのも嬉しい。
箸で簡単に切れるチャーシューが旨いんだわ。なるほどな。ココのチャーシューメンがオススメされまくってるワケだな。納得、納得。
5分とかからず完食し、顔を上げると、相席していた人が違う人に変わっていた。別のおじさん2人組で驚いた。