新たな職場で働きはじめて、最初の連休。
先輩に教わった切幡寺を冒険してきた。
いただいた事前情報は「階段が多」くて「二重の塔」があるということ。先輩いわく、かなり良い雰囲気のお寺らしいのでワクワクしながら行ってみた。
かなり狭い道を進んでいくと、
立派な門が見えてくる。
とりあえず、そこを一旦越えてすぐの駐車場に車を停める。
大体10~15台くらいは駐車できるかな。トイレもあるので、歩き始める前に利用するといい。
いきなり目の前にドーンと現れたのは、「杖無し橋」。
そして、何気なく橋の手前に目をやった俺は意外なものを発見し「えっ!?」と思わず声をあげてしまった。
杖無し橋の手前に、いきなり杖が置いてあったからだ。「杖有り橋やん」と思いながらも、「杖無しで行ってみよう」と思い、杖未装備で橋を渡った。
歩き始めてすぐ、「是より三三三段(333段)」の階段が目に入った。階段イップスの俺は、生唾を飲み込みながら、「よっしゃ、いくど!」と覚悟を決めた。
とはいえ、ここの階段は比較的緩やかで階段に対する恐怖心を呼び覚ますようなことはなかった。わりとリズミカルに昇っていけた。
途中、右手側に梵字の札が気になる木を発見しながらも、とにかく前進。
やがて、333段の階段を昇りきると、
何やら明るくポップな雰囲気のお堂がある。
そして、お堂を超えていくと、すぐに……。
階段。「是より三三四段(334段)」。いやあ、甘やかしてはくれないね笑
えいさほいさと昇っていく。すると、途中から足元に違和感。一歩一歩、同じようなリズムで進んでいるのに、何かおかしい。立ち止まり、階段を凝視してみる。すると、
わかるかな? 階段の具合が一段ごとにわずかに異なっている。それに気づかずガンガン歩いてたから、突然違和感を覚えたのだろう。
しかし、味わいのある階段だ。手作業で組んだのかな。
途中、踊り場的な空間を経て、左にぐるり。すると、さらに続く階段。その名も「女やくよけ坂」。一段あたりの幅が意外と狭く、俺の足でさえはみ出るので、躓きそうになりながらも、懸命に昇って行った。(大きめのブーツで24センチくらい)
「女やくよけ坂」をクリアしたら、すぐに「男やくよけ坂」に差し掛かる。
ぬおおおおおッ! あと少し、あと少し! と自分を励ましながら昇り進めていく俺。途中から階段イップス再発動。。。手汗びっしょりになりながらも、何とか昇りきる。
苦労して階段を昇りきった俺の目の前には、「これぞお寺らしいお寺の風景」が広がっていた。嬉しさのあまり、鐘を鳴らそうかと思ったくらいだ。
ここまで来たら、まず探索だ。話によれば、ここも色々見どころのあるお寺だそうだから、とても楽しみだ。
すごいね。。。不勉強の俺でも、膨大な歴史というか時間の流れというかが、ひしひしと伝わってくるのがわかる。
そんな風にひとり唸っていた俺。しかし、何か大事なことを忘れているような。。。何だったかな。。。?
ここまで戻ってきて、周りを見渡し、思い出した。
そうだ! 2重の塔を見てねえ!!!
辛うじて思い出したところで、今回はここまで笑
次回へ続く。
帰宅後思い出したんだけど、俺の母が子どもの頃に妹(俺の叔母さん)と歩いて冒険しにいった先が、この切幡寺だったって話を昔聞いたな。